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Lesson5
私は、この学校に入学してから初めて、「わかった」という実感を得ることができた。
——楽しい。
もっと、練習したい。
次の課題をやろうとした、その時。
一限が始まる予鈴が聞こえた。
私は、後ろ髪を引かれながら、急いで教室へ向かった。
「ミーナさん、ちょっと」
授業が終わると、担任のエミリア先生に呼ばれた。
「あなた、このままだと進級できないかもしれないの……。
次の試験で、平均点以上を三つ取らないといけないのよ」
いつの間にか、かなり危機的な状況になっていた!
私は青ざめた。
「それでね、学年主任に相談したら、レオン先生にお任せするのがいいんじゃないかって言われて、そうすることに決まったのよ」
エミリア先生は言う。
「あの先生、ちょっと近づきづらいけど、腕は確かだからね。あと……」
エミリア先生が、小声になってそっと言った。
「レオン先生の連絡先を、聞いてほしいの」
「えーーっ!!」
私は、心の中で叫んだ。
——もしかして、メインはそっちだったのでは……?
私は、複雑な思いでエミリア先生を見上げた。




