前へ目次 次へ PR 57/83 Lesson9 謝りたい ハァ、ハァ……。 急いで中庭に戻ってきた。 ――でも、そこにはレオン先生の姿はない。 ……当たり前だ。途中で逃げた私のこと、怒っているに決まってる。 肩を落とし、帰ろうとしたその時―― 「ミーナ」 校舎の窓から、声をかけられた。 ――レオン先生だ! 「レオン先生!……そこで待っていてください!!」 あの窓の位置なら、3-Aの教室だ。 先生が、まだいてくれたことに感謝しながら、私は再び思いきり走り出した。 一刻も早く、逃げたことを謝るために。