Lesson2 和みの時間
つ、疲れた……。
私は、ゲッソリと疲れ果てた状態で、ルルアと帰り道を歩いていた。
「ミーナ、初日はどうだった?」
「いやもう、なんだか大変なことになっちゃって……」
私は、専科初日の出来事をルルアに話した。
ルルアは、目を丸くする。
「それは大変だったね! ミーナ、お疲れ様」
「あと、クラウスって人、なんか聞き覚えがある気がするよ」
「えっ?」
ルルアは、うーん、と考え込んだ。
そんな姿を見ていると、なんだか少し安心する。
――ルルア、ありがとう。 ルルアの存在が癒しだよ〜。
私が、ほんのり和んでいた、その時だった。
「あっ、思い出した!」
ルルアが、ぽんっと手を叩く。
「その人、たしかレオン先生のいとこなんだよ!」
「めちゃくちゃ出来る人で、成績は上位5番内だったはず!」
「2年生は、生徒会もしてたよ〜。」
「えっ!? レオン先生のいとこなの!?」
思わず聞き返してしまった。
レオン先生とは、まるで似ていない。 同じなのは、金髪くらいだ。
「すごく人懐っこくて、愛想のいい人だったよ」
「帰る時も、『バイバーイ!』って私に手を振ってくれたし」
……そのせいで、女子達に睨まれたけど。
「そうなんだ……」
「なんか、レオン先生とは真逆のタイプだね」
私は、今日の騒ぎを思い出して、ため息をつく。
「……女子達には気をつけた方がいいかも」
「たしかにね」
「また何かあったら教えてね」
ルルアは、にこっと笑うと、
「じゃあね!」
と手を振って帰っていった。
――明日から、やっぱり不安でしかないよ……。
ルルアのおかげで、少しだけ気持ちは軽くなった。
でも、不安の種は、まだまだ山積みだった。




