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Lesson22 自分で考えたい
「……私は」
声が震える。
「今まで、自分の将来の姿を、想像することができませんでした」
「でも、残りの学生生活で、自分の将来を、自分で考えていきたい。」
なんとか言い切った。
——母に、こんなふうに話したのは、いつ以来だろう。
やっぱり、母の反応が怖い。
気づけば、視界が少し滲んでいた。
「ミーナ、あなたに考えられるのかしら?親の言うとおりにしていれば、間違いないのよ。」
母が、信じられないというふうに、私を見ながら言った。
「まだ2年あります」
レオン先生が、静かに言った。
「我々にお任せいただければ、決して悪い結果にはなりません。」
「私からもお願いします。」
「ミーナさんに、考える時間を与えてあげてはいかがでしょうか?」
エミリア先生も、母にお願いしてくれる。
「……わかったわ」
母が、ゆっくりと息を吐いた。
「この子が考えたところで、何も出てこないと思うけれど――、先生方にお任せして、しっかりした結果を見せてもらおうじゃないの」
レオン先生と、エミリア先生を、交互に見ながら母が言った。
「かしこまりました。ローゼンハイム様」
前髪をかきあげながら、淡々と応じるレオン先生。
――母の言葉が胸に痛い。
でも、先生達のおかげで、いつもより傷つかなくてすんだんだ。




