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Lesson1
眠い。眠たすぎる……。
私は、ありったけの目覚まし時計を駆使して、なんとか起きた。
朝は、とても苦手だ。
朝六時なんて、活動できる時間じゃない。
フラフラと中庭にたどり着くと、朝日に照らされてキラキラと輝く悪魔……いや、レオン先生がいた。
「来たか……。
まずは挨拶だな。おはよう、ミーナ」
「おはようございます、レオン先生」
私は、眠気もあって小さな声で答えた。
「ミーナ、声が小さい。聞こえないぞ」
レオン先生が言う。
「おはようございますっっ!!」
私は、ありったけの力を振り絞って声を出した。校舎に反響するくらいに。
「でかすぎだ」
レオン先生が言う。
「おまえは何事も極端なんだ、ミーナ。大きくと言ったら目一杯大きくする。小さくと言ったら、目一杯小さくしているだろう?」
——思い当たる節しかない。
コクコクとうなずく。
「お前は、まず加減というものを覚えろ」
「加減……?」
私は、その未知の言葉について考え込んだ。




