第三章 役不足
「役不足」という言葉がある。
世間ではしばしば、「私なんかにはこの大役、役不足でして」みたいに、謙遜のつもりで使われる。すなわち「役者の力量が、役に対して不足している」の意味で。
ところがどっこい、これは堂々たる誤用である。本来の「役不足」はその逆の意味だ。「役者の力量に対して、与えられた役のほうが軽すぎる、不足している」という意味である。つまり「私には役不足」というのは、自分は有能だぞ、もっといい役寄越せ、という、なかなかふてぶてしい言い様なのである。
・・・と、いきなり国語便覧みたいなことを書いたのには理由がある。本日これからお目にかけるお話の前半と後半で、小夏真奈という女の子が、まるで正反対の意味において「役不足」だからだ。
さてさてそれはどういうことか、話の枕がこれ以上長くなってもウザいだけだし、さっさと次のシーンへ行くとしよう。
・
白い光の中で、真奈が笑った。
そして庄三郎の指が、すっとシャッターに触れる。
バシャリッ、ガコッ!
重いクイックリターンミラーが捕まえた光をねじ伏せる例の音が、静かなスタジオに響く。
庄三郎は背面モニターを確認した。確認して、口の片端をほんの少しだけ上げる。
そこに写っていたのは、目をめいっぱい見開き、肩を吊り上げ、口角だけをぐいっと持ち上げた、一人の女の子であった。笑っている、と本人は主張するであろう。だが第三者の目からするとそれは「たった今、背後で何か良からぬ物音を聞いてしまった」の顔である。なんなら振り向く寸前である。
澄から聞いていた通り、いや、聞いていた以上だった。
「真奈ちゃん。あー・・・ 。力入ってるな」
「えっ、入ってる!? 力抜いてるつもりなのに!」
「抜いてるつもりで、めちゃくちゃ入ってる。肩が耳まで来てる」
「ほんと? 肩どこ!? 私の肩どこいった!?」
真奈は両手で自分の肩を探す。肩は元の位置にちゃんとあった。あったのだが、撮られるとなるとどこかへ出張してしまうらしい。
庄三郎はもう一枚撮ってみる。バシャリッ。
・・・だめだ。今度は息まで止めている。被写体が酸欠になりかけている宣材写真というのも珍しい。
「真奈ちゃん、もっと自然に」
「自然って、どうやるの!?」
「いや、どうって、ふつうに、ふだんの感じで」
「ふだんの感じって、どんな感じ? わかんない!」
だめだこりゃ。
ここで一応、もう一度言い添えておくが、ふだんの小夏真奈はちゃんとかわいい。小柄で、丸顔で、目がくりくりと大きくて、笑えば向こう三軒両隣がぱっと明るくなる、小動物系、品質保証付きのかわいい女の子である。黙って座っていれば仔猫、しゃべればハムスター、というあたりの愛嬌を持っている。まあしゃべるハムスターがとっとこ走るあいつら以外にいるのかは置いといて。
ところがだ、レンズという黒い丸を向けられた途端、この仔猫は毛を逆立てる。「かわいく写らなきゃ」と思った刹那、全身が「かわいく写らなきゃモード」のギアに入ってしまい、そのギアが見事に空回りするのである。
「あー、いかんな。そのままじゃブスに写るぞ」
「えっブス!? 困る! ブスは困る!」
「困るって言われてもな。事実の必然として」
「うわーそんなこと言わないでー! よけい固まりそう!」
言うが早いか、真奈の顔はみるみるこわばっていった。庄三郎の「ブスに写る」が呼び水になって、頭の中の「かわいく写らなきゃ」がもう一段ギアを上げたらしい。気の毒だが、本人にはもう、自分の顔がどうなっているのかすらわかっていないと思われる。
・
見かねたのは、隅で見ていた澄だった。
「・・・ちょっと真奈」
「お、師匠」
「師匠はやめなさいよ」
澄はすっと真奈の隣に立つと、いつもの落ち着いた声で言った。
「真奈。一回、目をつぶって」
「ん、こう?」
「そう、それで首の力を抜いて肩を下げて、ゆっくり息を吐いて。・・・そのまま、ゆっくり目を開けるの。急がないで。はい、閉じて――吐いて――開いて」
真奈が、言われた通りに目を開ける。
その一瞬、たしかに表情から余計な力が抜けた。さすがである。さすが春日澄。「どう見られるか」を完全に設計施工できる女。
庄三郎がすかさず一枚撮ろうとカメラを構え直す。
・・・三秒だった。三秒程は、澄の魔法が効いていた。だがシャッターが切られる直前、レンズを再び意識したその刹那、真奈の中で再び「かわいく写らなきゃ」のアラームが鳴り響き、目がまたかっと見開かれる。
バシャリッ。
「あぁ、戻った戻った」
「ええっ!? 今のでもダメ!?」
「真奈、力んでる。さっきの、目を開けた直後の感じのまま」
「その感じ、もう一回どうやるの!?」
「だから、力を抜いて――」
「それがわかんないんだってばー!」
澄は何度か繰り返した。閉じて、吐いて、開いて。閉じて、吐いて、開いて。指示は的確そのものだった。澄が「ここをこう」と言葉で外から指示してくれているあいだは、真奈はその通りに体を置ける。だが、いよいよ撮られると思ったその瞬間、真奈の「可愛く撮られたい」がやはり暴走する。
澄が、ちらりと庄三郎を見た。
その目には、こっそりと安堵が半分混じっていた。――よかった。これなら、真奈は「写真写りの悪い子」のままだ。あの一枚みたいなことにはならない。
・
「・・・よし、ちょっと待った」
庄三郎がカメラを下ろした。
何やら考えるように、こめかみのあたりを掻く。それから、ぽつりと言った。
「真奈ちゃん、立ち位置はそのままでいい。撮るのは一回やめる」
「えっ、もう諦めるの!?」
「いや諦めない。撮るのは諦めないけど、真奈ちゃん、もう一度何かしゃべってくれ」
「・・・しゃべる?」
「うん。なんでもいい。さっきの、今日の朝ごはんの話の続きとか」
「朝ごはん? 朝ごはんの話でいいの?」
「いい。むしろそれがいい」
真奈は、きょとんとした。
写真を撮るのに「しゃべってくれ」と言われたのは、人生で初めてのことだった。これまで、こういう時に真奈に向けられてきた指示は、大抵「はい笑ってー」「もうちょっと右ー」「あごひいてー」の三点セットである。その三点セットは真奈を石化させてきた呪文だったわけだが、しかしそうではなく「しゃべれ」と言われるとは、その違和感たるや。
しかし、しゃべるのは真奈の得意分野である。少しの戸惑いののち、真奈の口は、堰を切ったように動き始めた。
「えーっとね、結局今朝はね、緊張して全然食べられなくて。バナナ一本だけ。あ、でも昨日の夜はね、ちゃんと食べたよ。麻婆豆腐。私の麻婆豆腐すごいんだ。豆板醤入れすぎて毎回半泣きで食べるの。えへへ」
「半泣き・・・って辛いからか。そんなに?」
「うん。汗だくでね。もう、泣くのわかってるんだから加減すればいんだけどね。でもやめられないの。痛いのと美味しいのが一緒に来るやつ、大好きで――」
真奈がしゃべる。
しゃべりながら、手を動かし体を揺らし、ときどき自分でツッコみ、自分で笑っている。レンズのことを、ほんの少しずつ忘れていく。
庄三郎は、相槌を打ちながら、カメラをそっと構え直した。
そして、真奈が「やめられないの」と言って首をすくめ、照れたように笑ったその瞬間――真奈が、自分が撮られると、これっぽっちも意識していないその瞬間に、
バシャリッ。
シャッターを切った。
・
ここで作者には、ひとつ、こっそり書いておきたいことがある。
庄三郎は、自分が今やっていることの意味を、たぶん半分も自覚していない。
被写体に「しゃべらせて」、壁を溶かしてからふっと撮る。これは藤堂嶺の入れ知恵だ、と庄三郎本人は思っている。実際、藤堂は電話でそう言った。「その子が固くなるタイプなら、撮る前にしゃべらせるといい」と。
だが、その手口には、もっとずっと古い出どころがある。手口、ってなんだか犯罪手法か何かの言いようだが。
かつて、ある伝説的な写真家が、撮られるのがとことん下手なある大女優を撮ったとき使った手が、まさにこんなやり方だったそうだ。シャイで、ポーズがとれなくて、すぐ動いてしまうその大女優を、彼はただしゃべらせた。しゃべっているうちにその人から、撮られることへの構えがすうっと抜けていく。そこを撮った。その大女優は後に、「あの人は、しゃべりながら自然に撮ってくれるからいいわね」なんて言ったそうである。
写真家の名は、秋山庄太郎。
そして今、白い背景紙の前で、その写真家とほとんど同じことを、ほとんど同じ手つきでやっている男の名は、秋山庄三郎。
血というのは、ときどき、本人が気づかないところで、こっそり同じ仕草をする。
もっとも当の庄三郎は、そんなことを意識してはいない。ただ、背面モニターに写った一枚を見て、ふとこう呟いたりした。
「・・・爺ちゃんは、こうやってブロマイド撮ってたのかな」
誰にも聞こえないくらいの声だった。
・
「それでね、こないだ学食で唐揚げ頼んだの。唐揚げ定食」
「うん?」
「そしたらね、聞いてよ秋山くん。一個、中身がなかったの」
「中身がない? え何それ?」
「鶏肉が入ってなかったの、衣だけだった! かじったら中空洞!! ただの揚がった小麦粉のボールで・・・」
真奈は、その時の絶望を思い出したのか、眉根をきゅっと寄せた。
唇がわずかに尖る。目線が宙の一点を睨む。そこには、正しく生まれることのできなかった一個の唐揚げ(の衣)への、深い怨念がにじんでいた。
「あれをね、あれを私によこした学食のオバチャンを、私、一生恨むと思う」
「一生て、一生は長くないか」
「長くない! むしろ短いもん! 孫の代まで恨んでもおかしくないもん!」
バシャリッ。
庄三郎の指が、その顔を撮った。
恨み言を言っている女の子の顔である。本来なら、ちっとも美人に写る顔ではない。ところがどっこい――本日二度目の「ところがどっこい」だが――モニターに映ったその一枚はなんというか、
とてもいい顔だった。
唐揚げの衣を恨んでいるはずの真奈の表情は、写真の中ではまるで違う何かに化けていた。物憂げで翳りがあって、目の奥に、しっとりと滲んだ光がある。なんだか添い遂げられぬ恋に身を焦がし、想い人を奪った相手を、密かに、しかし烈しく妬んでいる女――そういうひと幕の芝居の、いちばんいいところ、みたいな顔だった。
唐揚げの恨みが、道ならぬ恋の嫉妬に見えるとは。
「・・・へえ」
庄三郎の口から、低い声が漏れた。
面白くなってきた。これはなかなか面白くなってきた。
「真奈ちゃん、他には? 他に、ひどい目にあった食いもんの話、ないか」
「あるよー! いっぱいある・・けど、 なんで食べ物の恨み聞きたいの!??」
「いいから。たこ焼きとかどうだ。タコの入ってないたこ焼き、当たったことないか」
「あるー! 完全にメリケン粉焼きになってるやつ!思うんだけどさ、 タコの入ってないたこ焼きって、それもうたこ焼きって呼べる存在じゃないよね。自己矛盾?」
「たい焼きで、あんこが頭にしか入ってなくて、しっぽの方が完全に無だったやつは」
「それもあるー! しっぽに中が入ってなくて皮だけのやつ! しっぽまであんこぎっしりって看板、信じてたのに!わたし信じてたのに!」
哀しい食べ物の話をするたびに、真奈の顔に憂いが差した。
生地だけのたこ焼きを語る真奈は、世界の不条理そのものを見つめる哲学者のようだった。バシャリッ。しっぽが空洞のたい焼きを憂う真奈は、まるで恋人の裏切りに復讐を誓う悲劇のヒロインのようだった。バシャリッ。
「あ、でもね、こないだ食べたサンシャインのプリンは最高だった。プリンの本体も堅めでコクがあっていいんだけど、なんといってもカラメルの苦みが絶妙で。なんていうか、しっかり苦いのに全然苦くないの」
「ほほう」
「あれはね、世界が私に謝ってきたんだと思う!」
うまい食べ物の話をすると、今度は、ぱっと無邪気な、いつもの小動物系の笑顔が咲く。バシャリッ。これはこれで、文句なしにかわいい。
哀しい飯で物憂げに。うまい飯でかわいく。
庄三郎は、もはや、オーディション用の写真を撮っているという今日の目的を忘れ、ただ真奈をしゃべらせて、ひたすらシャッターを切っていた。
・
そして、何度目かモニターを見たとき、庄三郎はふと思った。
・・・これはあれだ。
モニターの中には、ふだんの小夏真奈とは、ずいぶん違う女の子がいた。
静かな目をしている。どこか遠くを見ている。明るくて、よく笑って、思ったことが直後に口から出てくる、あの真奈の中に、こんな顔が眠っていたのか・・・と思わせる。翳りと哀しみを含んで、しかし一筋の光と鋭さも湛えて何かを探しているような。そんな瞳を捉えた一枚。
「元気が服を着て歩いている」みたいな真奈からは、逆立ちしても想像のつかない表情だった。
庄三郎は、しばらくモニターを睨んで、それから真奈を呼んだ。
「真奈ちゃん。ちょっと、これ見て」
「えっどれ? うわ、ドキドキするぅ。また指名手配犯だったりして・・・」
真奈は、おっかなびっくり、背面モニターを覗き込んだ。
そして、
「・・・あれ。これ私?」
画面の中の自分を見て、真奈は、きょとんと首をかしげた。
脇で息を呑んで見守っていた澄が、思わず身を硬くした。
澄は知っているのだ。これとほとんど同じ場面を。
かつて、この同じスタジオで、別の女の子が、モニターの中の自分を見てほとんど同じセリフを呟いた。「・・・誰、この子」
だから澄は身構えた。真奈もあの淵を覗き込むのか。
ところが。
「えーっ! 何これ! すごっ!」
真奈の声が、ぱあっと跳ねた。向こう三軒両隣まで届く、あの破壊力のある「ぱあっ」である。
「私、こんな顔できるんだ!? えっ、すごーい! ねえすみちゃん見て見て、これ私だよ!? 信じられない! かっこいいじゃん私!」
恐怖も戸惑いもなかった。
あったのは、まじりけのない喜びと、子どもが新しいおもちゃの箱を開けたときみたいな、純粋な驚きだけ。
澄も二人の傍に寄り、横からモニターを覗き込んだ。覗き込んで確信してしまった。
これは、あの写真だ。
澄は、何か言おうとした。口を開きかけて、何も言えなかった。
・
「もう一回! もう一回撮って秋山くん! 今のかっこいいやつ、もう一回出すから!」
真奈は、かって見たことのなかった自分の顔に夢中になる。
白い背景の前に戻ると、今度は自分から、今見た「翳り」を出そうと、ぐっと表情を作りにいく。少し眉を寄せて、目を細めて、物憂げに、でも鋭げで・・・。
バシャリッ。
「・・・あー、だめだ」
「えええっ、なんでぇ!?」
「また石になるやつに戻ってるな」
モニターの中の真奈は、見事に、最初の「背後に怪しい物音を聞いた人」の顔に逆戻りしていた。表情を造ろうと意識した瞬間、その意識が力みになってすべてをこわばらせる。
「意識するな。出そうとしないで」
「えー、出そうとしないと出ないよー」
「逆だ逆だ。出そうとすると消えるんだ。だからさっきの調子で普通にしゃべって」
「・・・むずかしー」
真奈は、ぶうっと頬をふくらませた。
「じゃあまた食いもんだ。哀しい食いもんのことを話せば出るかもだ。他にないか? メロンの入ってないメロンパンとか」
「それは普通のメロンパンだよー」
そこから庄三郎は、さらに次々と真奈にしゃべらせた。食べ物の話は学食のことへと続いた。そして大学のこと、澄の話、同期へのちょっとした嫉妬、できなかった役、時間を忘れるほど好きな舞台。
話はどんどんと転がる。しゃべる真奈はよく笑い、よく怒り、よく脱線した。
そして脱線のさなか、庄三郎は何度もシャッターを切った。
話すほどに、撮るほどに、いろんな真奈の表情が切り取られてゆく。それらの真奈は、健気なヒロインというだけではない。明るい町娘というだけではない、良い子の妹というだけでもない。もっと厄介で、もっと複雑で、もっと観客の胸に棘を残す、そんな役を演じているような顔もしていたりした。
真奈は、撮られた写真を見るたび、自分の中に新しい顔が見つかることに夢中になる。
「すごい、すごいよ! こんなの! ねえ、すみちゃん!」
・
いまや真奈の中には、本人すらよく知らなかった引き出しがいくつもあることが判明した。物憂げな女。翳りのある女。恋に身を焦がす女。世界の不条理を見据える女。明日を鋭く望む女。――中身の入ってない唐揚げの衣をきっかけに、ずるずるといろいろな顔が引き出されてしまったわけだ、底の知れない器が、この子の中に、実はあったのである。
「白い背景の前で、普段通りに笑うだけ」
今日求められていた、ただそれだけの役は、この女の子にとって、もうはっきりと役不足になっていた。本来の意味で。
・
撮影は続いた。
会話の合間に、真奈の「新しい顔」が、一枚また一枚とメモリーカードに刻まれていく。庄三郎はもう完全に面白がっていた。人を撮るのは苦手だ、と日頃言い張っている男が、夢中でシャッターを切っている。
澄は、その横で、ずっと立ち尽くしていた。
やがてたまらなくなって、庄三郎のそばに寄ると、真奈に聞こえないよう声をひそめる。
「・・・ねえ」
「ん?」
「これ、ちょっと、撮れすぎじゃない?」
庄三郎は、ファインダーから目を離さなかった。
そして何も答えなかった。というより、本人にも撮り過ぎはわかっていたから、なんだか弱いところを突かれた感じで答えに詰まっていた。
背景紙の前で、真奈が振り返る。
二人のほうへ、その日いちばんの、満面の笑みを向けて。
翳りも、物憂げさも、何ひとつない、晴れやかないつもの小夏真奈。
「すごいよ秋山くん! 私、いろんな顔できるんだね!」
真奈は、まぶしいくらいに幸せそうに笑った。
・
・・・と、まあ、ここでこの章のお話は終わりである。
写真写りの悪かった女の子が、すごくいい写真を撮ってもらえた。ただそれだけのいい話である。本人は大喜びだし、撮ったほうも面白がっているし、何ひとつ悪いことは起きていない。
ただ、その満面の笑みのすぐそばに、一人だけ、なんだか引きつり気味の顔をした子がいた、ということだけは、念のため書きとめておこう。




