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真贋戦隊コクインジャー ~一番になれなくていい。一点物になれ~  作者: 智珠
第三巻 写し

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第037話 同じ夢を見る町

> 【鑑定 第三十七号】

> 押印累計 ── 百七十。

> 依頼者 ── 銘洲商店街振興組合。

> 物件 ── シャッター、十四枚。

> 所見 ── 一晩で、絵が入りました。

>     絵柄 ── 各店主の作業風景であります。

>     筆致 ── 十四枚とも同一であります。

> ……判定を、開始します。


 ── 巌は、あの二行を誰にも見せていない。


 火村鍛冶の火床は朝の五時から入れる。十一月になると、土間の空気が先に冷えていて、火を入れても膝から下が温まらない。燈は上がり框に腰を掛けて、鞴の柄を三十回押してから立った。


 その日は鏨を打っていた。石屋に納めるもので、七本頼まれている。細くて短い道具になる。


 燈の鎚は早い。腰が入り切る前に腕が出る。出るので、狙ったところの二分手前に落ちる。落ちてから直すので、一本ごとに形が違う。


「七本、同じにしなくていいんですか」と颯太が訊いた。上がり框の隅に座って、脚を垂らしている。


「同じにはならん」

「なんで」

「急ぐからだ」

「なおせば?」

「直すとこも急ぐ」


 颯太は納得したのかしないのか、口を開けたまま火床を見ていた。前歯の抜けたところから息が抜ける音がする。


 平尾がアーケードの方で脚立を立てていた。シャッターの錆を落としている。組合に頼まれた仕事で、十四枚あるという。


「一日一枚ですか」と燈が訊いた。

「一枚半です」

「早いですね」

「錆だけですから。落として、下塗りまでです」

「絵は」

「絵は描けません。字だけです」


 平尾は錆をこそげながらそう言った。刷毛は使わずに、先に鑢を当てている。落とした錆が下へ落ちて、石畳に赤い粉が溜まった。


 佐久間が桶を提げて来た。土間の端へ置いて、蓋を取らずに帰った。


「余ったからな。置いてくぞ」

「八丁ですね」

「余ったんだ」


 燈は数えてから、土間を見た。人の数と合っていない。合っていないことを言わずに、蓋を閉め直した。


 その日、七本のうち四本が出来た。四本とも形が違った。並べて置くと、一本ずつ別の店で買った道具に見える。石屋は文句を言わない。文句を言わないので、燈は毎回それを気にしている。


*


 次の朝、シャッターに絵が入っていた。


 十四枚、全部にある。一枚も抜けていない。錆の落ちていない板にも、下塗りの済んだ板にも、同じように乗っていた。


 佐久間豆腐店のシャッターには、佐久間が豆腐を切っている絵がある。包丁が水に入っていて、切った面が光っている。角が四つとも立っていた。


 宮下印刷のシャッターには、宮下が刷り上がりを持ち上げている絵がある。紙の端が揃っていて、一枚も落ちていない。


 戸島鍵店には、戸島が錠の内側へ鑢を入れている絵がある。


 どれも上手い。線に迷いが無く、色が濁っていない。十四枚とも同じ手で描いてある。描いた者の癖が、絵の中の人の癖より濃く出ている。


 人が集まった。集まって、自分の店の前で足を止めた。


「よく描けとるなあ」と戸島が言った。

「戸島さん、これ」

「わしはこんな綺麗な手つきしとらんぞ」

「じゃあ」

「しとらんが、こうやりたいとは思っとる」


 燈はアーケードの端から端まで歩いた。十四枚、順に見た。


 平尾看板店のシャッターにも絵が入っていた。平尾が脚立の上で筆を持っている絵で、書いている字が「平尾看板店」になっている。


 平尾はその前に立っていた。立って、腕を組んで、暫く見ていた。


「上手いですね」と燈が言った。

「上手いです」

「平尾さんの絵ですか」

「違います」

「じゃあ誰が」

「知りません。俺は昨日、三枚目までしか落としてません」


 平尾はそれだけ言って、脚立を担いだ。担いで、四枚目の前へ立てた。四枚目には絵が入っている。錆はもう無い。


 平尾は脚立を下ろした。下ろして、そのまま道具箱に腰を掛けた。


 組合の理事長が来た。来て、十四枚を見て、それから両手で顔を撫でた。


「観光になりますな」

「なりますか」

「なります。写真を撮る人が来ます」


 その朝、商店街の全員がよく眠れたと言った。


*


 燈は火村鍛冶へ戻って、五本目の鏨を打った。


 打って、途中で手を止めた。止めてから、鎚を下ろさずに、そのまま鏨を覗き込んだ。


 真っ直ぐだった。


 狙ったところに落ちている。二分手前ではない。一度も直していないのに、四本目までとは別の形になっている。


 燈は鏨を火床の縁へ置いて、掌を見た。掌は昨日と同じ形をしている。


「昨日、夢を見ました」と紬が言った。

「夢?」

「織ってる夢です。糸が一本も余りませんでした」

「余らなかったのか」

「余りませんでした。全部きっちり使い切って、それで終わりました」


 紬は自分の袖を見た。糸が出ていない。今朝は出ていない。袖口を指でなぞって、二度なぞって、それから手を膝へ置いた。


「気持ちよかったです」と紬が言った。

「そうか」

「起きてから、少し困りました」


 巌が土間へ入ってきた。入ってきて、上がり框へ座った。座り方が早い。


「巌さん、早いですね」

「ん」

「今日、早いです」

「早ぇ」

「見る前に触りましたか」

「触っとらん。見て分かった」


 巌はそこで黙った。黙って、自分の掌を見た。見てから、上がり框の板の縁を指で押した。押して、木の硬さを確かめている。


 玲が来た。来て、上がり框の端へ座って、包みを開いた。開いてから、指を見た。


「震えてません」

「玲」

「今朝から震えてないです。線が同じところに引けます」

「いいことじゃねぇのか」

「切子は、震えたところが文様になります」


 玲は指を握って、開いた。もう一度握って、開いた。


 蒼が最後に来た。来て、何も言わずに土間の隅へ立った。


「蒼」

「はい」

「お前も見たか」

「見ました」


 蒼はそれきり黙った。黙ったまま、帳面を出さない。


「どんな夢だ」

「三秒くれ」

「三秒たった」

「羊羹です」


 燈が振り向いた。


「窯の夢じゃねぇのか」

「窯の夢も見ました。その後です」

「その後に羊羹か」

「大きいのが一本、丸ごとありました」


 誰も笑わなかった。笑わなかったが、紬が下を向いて肩を揺らした。


 識が来た。丸い胴を土間の上で二寸だけ浮かせて、正面の板が明るくなっている。


> 検分を、開始いたします。

> 銘量 ── 変化ございません。

> ただし、輪郭が薄くなっております。


「輪郭って、なんですか」と燈が訊いた。

> 銘量は、数であります。数の外側に、形がございます。


「形」

> 火村燈の形は、打ち急ぐことであります。

> 本日、その形が薄うございます。


 燈は五本目の鏨を持ち上げた。真っ直ぐな鏨で、七本のうちで一番よく出来ている。


「これ、俺のじゃない」

> 製作者は、火村燈であります。

「けど」

> 記録に、相違はございません。


 燈は鏨を火床の縁へ戻した。戻して、そのまま置いた。石屋に納めるのは七本で、五本目だけ別の物に見える。


*


 アーケードに人が入ってきた。


 白い上っ張りで、指先だけが黒い。腕に刷毛を差している。刷毛は乾いていて、掌で毛先を撫でても形が戻らない。


「よく眠れましたでしょう」


 上塗が言った。言ってから、十四枚を順に見た。


「眠りは、良いものでございます。よく眠れますと、朝が楽でございます」

「お前か」

「私であります」


 上塗は四枚目の前で止まって、絵の縁を指の腹でなぞった。


「下を塗り潰したのではございません。上に、良い方を置いただけでございます」

「下は」

「残っております。残っておりますが、見えません」


 燈が印籠を出した。


「押印!」


 五つの胸から朱が広がった。円、角、杼形、縦長方形、六角。五色が残る。艶は何処にも無い。


 背後に紙が広がって、五つの印が並んだ。右下だけが白い。


 道に灰白色が並んだ。数える前に二百を超える。アーケードの柱の間に一列で並んで、シャッターには触れない。


 シャッターが一枚、剥がれた。何枚目かは分からない。剥がれた跡には、下塗りの済んだ板がそのまま残っている。


 剥がれて、立った。高さが四メートル近くある。表に絵がある。絵は誰の絵でもない。十四枚分の線が重なって、一枚に潰れている。


> 贋作体であります。原物、商店街のシャッター、十四枚。

> 筆致 ── 同一であります。

> 判定 ── 贋。


 巌が大鋸を当てた。継ぎ目を作ろうとして、歯を寝かせて引いた。


「ツギテノコ」


 入った。入って、切れた。継ぎ目にならずに、そのまま二つになった。


 真っ直ぐ切れた。


「切れちまった」

「切ったんじゃないんですか」

「継ぎ目を作るつもりで入れた。切れちまった」


 巌は大鋸を持ち上げて、歯を見た。歯に色が乗っている。薄い膜が張って、光っていた。


 玲が入った。走って、腰の高さで振った。


「スカシバ」


 跡が残った。跡は真っ直ぐだった。光に透かしても、菱が出ない。ただの線になっている。


「文様が出ません」

「玲」

「震えてないので」


 蒼が輪を投げた。輪が同じ弧を描いて、同じ場所へ返ってきた。返ってきたので、蒼は受け取ってしまった。


「ヨウヘンリン」

「受け取っちまったぞ」

「返ってきたんです」

「返ってこねぇ筈だろ」

「返ってきました」


 紬が鞭を投げた。巻いて、引いた。引いて、余りが出ない。


「タテヌキムチ」


 鞭の先が寸法どおりに戻った。余った分が無いので、次に何処へ回すか決められない。


「余りません」

「余らせろ」

「余らないんです」


 贋作体が前へ出た。出て、腕を伸ばして、燈の鎚に触れた。


 燈が振った。


 触れた。触れたのに、乗らない。膜が付かずに滑った。


「乗らねぇ」


 もう一度振った。今度も乗らない。二度目の軌跡が、一度目と違うところを通っている。


> 塗る面が、定まりません。

> 火村燈の軌跡は、二度と同じになりません。


「俺だけか」

> 現在のところ、そうであります。


 燈は鎚を下ろして、アーケードの真ん中に立った。


 立って、大きく息を入れて、店の名を呼んだ。


「佐久間豆腐店! シャッター開けてください!」


 佐久間が出てきた。出てきて、何も訊かずに巻き上げた。訊かない人だと燈は知っていて、だから最初に呼んだ。


 巻き上げた桟の一つ一つで、絵が割れた。


 豆腐の絵が、横に十七本の線で切れた。切れた線から色が浮いて、粉になって落ちた。


 贋作体の胴から、同じ形の粉が落ちた。落ちた粉は石畳に着く前に消えて、跡が残らない。


「効いてます」と蒼が言った。

「もう一軒だ」


「宮下印刷! 開けてください!」

「戸島鍵店! 開けてください!」

「島村履物店! 開けてください!」


 順に開いた。開く度に絵が桟で割れて、贋作体の胴が薄くなった。


 十四軒のうち、十二軒が開いた。


 残りの二軒は開かない。一軒は留守で、もう一軒が平尾看板店になる。


 燈は平尾の店の前まで行った。行って、そこで止まる。シャッターは下りたままだった。


「平尾さん」

「はい」

「開けてください」

「うちのは、うちの字が入ってます」


 平尾はシャッターの絵を見ていた。絵の中の平尾が、脚立の上で「平尾看板店」と書いている。


「俺の字です」と平尾が言った。

「平尾さん」

「上手いですけど、俺の字です」


 燈は暫く立っていた。立って、それから頭を下げた。下げて、次の店へは行かずに、道の真ん中へ戻った。


 贋作体は十二枚分薄くなっている。残っているのは二枚分になる。厚みが減った分、輪郭が硬くなって、線が一本ずつ見えるようになった。


 燈が走った。走って、鎚を上げた。


「火村燈、行きます」


 振った。軌跡が途中で二度折れて、最後に上へ跳ねた。跳ねた先が贋作体の頭に当たった。


「焔鎚、打ち急ぎ」


 当たった場所に膜が乗らない。乗らずに、そこから割れた。割れ目が桟の向きに沿って走って、上まで抜けた。


 崩れた。崩れた場所に、シャッターが十四枚残った。


 十二枚は絵が割れている。二枚は絵が残っている。残った二枚は、夜の間、何度も人の目に入る場所にある。


 灰白色が動いた。最後の一体が膝を突いた時、アーケードにいた全部が一斉に口を開いた。声だけが揃った。


「……ありがとうございました」


 消えた。石畳に足跡が一つも無い。


 上塗はアーケードの端に立っていた。立って、刷毛を腕から抜いて、また差した。


「まだ刷り上がっておりません」


 言って、歩いて出ていった。走らなかった。


 颯太が来たのは夕方になる。来て、上がり框に座った。


 座ってから、粘土の刻印を出した。釘で彫ったもので、線が曲がっている。焼いていないので、角が少しずつ欠けていた。


「ゆうべ、ゆめみた」

「どんなだ」

「これがまっすぐだった」

「そうか」

「おきたらまがってた」


 燈は火床の縁を見た。五本目の鏨がそこにある。真っ直ぐな鏨になる。


「ゆめのがよかった」


 颯太はそう言った。恨みも悔しさも無い言い方で、報告するように言う。


 燈は答えなかった。答える言葉が出てこない。


 立って、五本目の鏨を火床へ戻した。赤くなるまで待って、それから鎚を持った。


 打った。打ち急いだ。腰が入り切る前に腕が出て、二分手前に落ちた。


 直した。直すところも急いだ。


 出来上がったものは曲がっていた。四本目までと同じで、六本目とも違う形になる。


 燈はそれを水へ入れて、上げて、颯太へ渡した。


「やる」

「まがってる」

「ああ」

「ゆめのがよかった」

「知ってる」


 颯太は鏨を両手で持って、暫く見ていた。見てから、袋へ入れた。入れてから、もう一度出して、また見た。


 それを三度くり返してから、袋の口を結んで帰った。結び方が緩くて、石段の下でもう一度結び直していた。


*


 夜になって、アーケードの屋根が鳴った。


 波板が順に鳴って、端まで行って、そこで止まった。


「── 量産」


 低い声である。アーケードには誰もいなかった。


 地面から何かが生える音がした。同じ間隔で、同じ数だけ、続けて鳴る。


> 銘量 ── 火村燈 六百七十九。陶山蒼 七百二十。綾織紬 五百六十八。

> 楠木巌 七百八十四。硝子井玲 六百六十二。

> 六つ、減っております。


「輪郭は」と燈が訊いた。

> 戻っております。


「そうか」

> 本機の記録では、そうであります。


> 連結を確認。


「火入れッ!」


 炉の底が鳴った。赤が上がって、継ぎ目を通って渡っていく。


> 真、通りました。


「組み継ぎ、合体!」


 継手が噛んだ。木を組む時と同じ音が、四十メートルの高さで鳴る。


 商店街の人がアーケードの外へ出て、上を見た。佐久間は桶を石畳へ置いてから見上げた。戸島は舌打ちをしてから見上げた。


 平尾は自分の店の前に立ったまま、上を見なかった。シャッターの絵を見ていた。頭の上で四十メートルのものが動いている間、一度も顔を上げない。


 塊が腕を振った。振った先がアーケードの波板を掠って、三枚が外れた。外れて、石畳で割れた。


「刻印!」


 右の拳が前へ出た。左の掌が、その甲を上から押す。


「銘刻斬ッ!」


 声が五つ揃った。


 拳が塊の胴へ入った。入ったところで止まって、そこに朱が走る。線が字の形になっていって、銘が刻まれていた。


 崩れた。落ちた欠片が石畳に当たって、そこで乾いた塗料の粉になった。


 粉がアーケードの端まで流れて、側溝の格子で止まった。


*


 朝になった。


 十二枚のシャッターは、割れた絵がそのまま残っている。開け閉めする度に、また少し落ちる。


 組合の理事長が来て、それを見て、腕を組んだ。


「消しますか」

「消さんでいいでしょう」と戸島が言った。

「汚いですよ」

「落ちるまで、そのままでええ」


 平尾が脚立を担いで来た。来て、四枚目の前に立てた。四枚目は絵が割れている。


 平尾は鑢を出して、錆と一緒に絵を落としはじめた。


「落とすんですか」と燈が訊いた。

「頼まれた仕事なので」

「自分の店のは」

「あれは頼まれてません」


 平尾はそれだけ言って、鑢を動かした。落ちた粉が石畳へ溜まった。赤い粉と、白い粉が混ざっている。


 燈はその手元を見た。見て、それから自分の店の方へ歩いた。四枚目の絵は、平尾の描いた絵ではない。落としているのは平尾になる。


 玲が水路の縁に座って、割れた波板の縁を指でなぞっていた。なぞりながら、低い声で歌った。


 足せば足すほど 濁るけど


 一行だけである。水の音が上がって、そこで消えた。


 誰も指摘しなかった。


 燈は火村鍛冶の土間で、六本目と七本目を打った。二本とも曲がる。曲がり方が違う。六本目は先が右へ寄って、七本目は根元が太くなった。


 打ち終わってから、壁の帳面を外して、一行書き足した。


 鏨七。五本目だけ真っ直ぐ。石屋に出さない。


 書いた字は下手だった。「出さない」のところだけ、二度なぞってある。


> 【鑑定 第三十七号】

> 押印累計 ── 百七十。

> 物件 ── シャッター、十四枚。

> 追記 ── 本日、押印五。搭乗五、刻印一。銘量の減少を確認。

> 所見 ── 代替物(絵、十四枚ぶん)、十二枚ぶん消失。

>     開扉 ── 十四枚のうち十二枚。

>     残り二枚 ── 一枚は不在によるもの。

>          一枚は、依頼者の意思によるものであります。

>     贋作体一体、消失。開扉による剥落、ならびに打撃。

>     打撃 ── 火村燈。当該打撃は、二度同じになりませんでした。

>     塗布 ── 五名のうち四名の得物に、確認いたしました。

>     火村燈の得物 ── 塗布、出来ておりません。

>     銘量 ── 変化ございません。輪郭 ── 復しております。

>     睡眠時間 ── 平常より長うございます。

>     夢の内容 ── 聴取いたしません。

>     本機は、就寝いたしません。

>     市の被害 ── アーケードの波板、三枚。

>     残存する絵 ── 二枚。撤去の依頼 ── ありません。

> 本件、真贋判定 ── 〈贋〉。

> ただし、

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