メイド
『ツヴァイ』は『王国』領の北にある海に面した港町である。港町という特性上、漁業が盛んであり『王国』の中でも王都に匹敵する活気を誇る。
そして『ツヴァイ』は商人の集まる[物流の中心地]とも言われている。大陸中の商人たちがこの町に集まって物品や情報の交換をしている。
『ツヴァイ』の町並みを歩くセイナとパーナはその活気の高さに圧倒されていた。
「こんな昼間から凄い人の数ね。王都以上かも。」
「うわぁああ…」
2人の歩く大通りには様々な出店が建ち並ぶ。食料品だけでなく衣服や武具、薬といった物まである。昼間だと言うのにその大通りは人で溢れかえり、まるでお祭りのようだった。
「パーナ、手を離しちゃダメよ。」
「うん。」
2人は互いの手を強く手を握りながら人混みの中を歩いて行った。
しばらく歩いて、2人はとある店の前にいた。そこは果実のジュースを売っているお店で、2人はそれを購入しようとしていた。
「はい、まいど。」
店主から2本のコップが渡される。セイナとパーナはそれを受け取ってそのまま口にした。
「うん!美味しい!」
「そうね、美味しいわ。ちょっと高かったけど。」
セイナがそう言うのも無理はない。2人が買った飲み物は2本で銀貨1枚(日本円で1000円相当)もしたのだ。
「すまねぇな、嬢ちゃんら。最近、色んな物の物価が一気に上がってな、これでもかなり安くしてる方なんだ。」
店の店主は頭を掻きながらそう告げる。
「何かあったの?」
セイナの問いに店主はため息をつく。
「はぁ…それもこれも【戦争】のせいさ。今、隣の『アインス国』と新しく出来た『帝国』ってのが戦争してるだろ?そのせいで流通が滞ってるのさ。全く迷惑な話だ。」
それを聞いたセイナは再びアルティードの顔が頭に浮かぶ。
(アンタ、どんだけ他人に迷惑かければ気が済むのよ!!ホントにいい加減にしなさいよね!!)
「それは大変だね…」
「それにこの町の上層部の動きも色々ときな臭くてな。俺たちもかなり慎重にやってるってわけだ。…はい、いらっしゃい。」
次の客が来た為、店主はそちらへ対応する。セイナとパーナも店を離れて歩き始めた。
歩きながらセイナは考えを巡らせる。
「上層部…気になるわね。でも私たちの目的は仲間探し、コッチを優先しましょう。…うーん……そうねぇ…1番理想なのは奴隷商かしらね、出来るだけ瀕死の子を買い取って自然に死なせるか……いや、闇の人肉売買業者とかの方が楽かしら…そもそもの業者自体を消しても問題にならないだろうし……」
セイナがそんな物騒なことを考えていた時、セイナの目がとある光景を捉らえる。
「え、今のは…」
セイナが見たのは、メイド服を着た女が複数人の男たちに囲まれて路地裏へ連れて行かれる様子だった。パーナを含めて周りの人達は全く気付いていないようだ。
「『魔女』…って感じでは無かったわね。ただの暴漢かしら。まぁ私には関係ないし、どうでもいいわ。」
セイナは先ほど見た出来事を見て見ぬふりをし、先は進んだ。
「これも美味しいわ!!」
セイナは初めてのこの町を堪能していた。食べ物が売っている店を何店舗か回り、色々な食べ物を食していた。セイナの右手にはそれらが握られており、パーナとシェアしていた。
「はいパーナ、あーん。」
「あむ!…美味しいね!セイナ!」
比較的元気がなかったパーナもすっかり元気になったところを見てセイナも嬉しかった。
「そうね!最近はまともな食事にありつけなかったからこれは……ん?」
その時、セイナは再び目撃した。先ほどのメイド服の女が連れて行かれた路地裏から男たちが出て来たところを。そしてその男たちは下卑た笑みを浮かべ、そのままどこかに行ってしまった。
(アイツらはさっきの………あぁ…なるほどね。事が終わって大満足ってところかしら。下衆の顔はいつ見ても不快だわ。まぁ、私も似たようなもんだけど。)
そのまま無視しようとしたセイナだが、不意にとある考えを思い付く。
(もしあのメイド服が殺されていたなら仲間になる可能性があるかも…)
それを見たセイナは少し悩んだ末にそっちに向かって歩き出した。手を引かれているパーナはいきなり歩き出したことに驚く。
「せ、セイナ?どこ行くの?」
「そうねぇ…敢えて言うなら仲間探しね。まぁ、ワンチャンだけど。」
そうして2人は件の路地裏に入って行った。
2人が薄暗い路地裏を少し進むと、奥が突き当たりで壁になっていた。そして2人が見たのはその壁の前に倒れるメイド服を着た女だった。
「ひぃ!?」
思わず声が出たパーナだが、セイナは非常に落ち着いている。
「んー…死んではないかな?」
そう言ってセイナはその女の元へ近付いていく。目の前まで来たセイナは女の様子を観察する。
(息はある…外傷もないし死ぬ事はなさそうね、少し残念。にしてもよくやるわね。)
メイド服だった女の様子は醜悪なモノだった。綺麗なメイド服は乱雑に捨てられて、ほとんど裸に近い姿だった。そして何故かその近くにはナイフや火薬なども落ちていた。両腕は強い力で握られたような痕が出来ており、両足も何かで押さえつけられたように軽い痕が出来ていた。極め付けは顔や太腿に飛び散った白い液体だ。それだけで先ほどの男たちからどんな暴行を受けたのかが一目瞭然であった。
「可哀想…セイナ、この人どうするの?」
現状を理解したパーナがそう問いかける。しかしセイナは飄々としている。
「そうね…この場で殺して復活出来るか試してみる?」
「そ、それは流石に酷すぎるんじゃ…ニューズの時みたいに蘇生出来る保証があればいいけど…」
「じゃあこのまま放っておきましょう。だってこんなの王都じゃ日常茶飯事よ。一々相手にしてたらキリが無いわ。」
「そんな…」
「それに強姦ぐらい大した事ないでしょ。別に死ぬわけでも何かを失うわけでもないしね。私が受けた拷問に比べたら可愛いもんよ、ははは。」
そう言ってセイナは失った指を見せつけた。今までで2回もの壮絶な拷問を受けているセイナの感覚はバグっており、これぐらい大した事ないと本気で思っているようだ。
「……う…う…」
その時、目の前の女が目を覚ました。そしてムクリと起き上がってキョロキョロし始めた。
「…やっと終わりでございますか…ここは一体……」
「あら、起きたのね。おはよう、気分はどう?」
セイナの言葉を聞いてもメイド服の女は寝ぼけたままの様子だ。
「ええっと…私は確か………」
女がしばらく考えていると、自分の格好に気付いた。
「ああ、確かあの方々に勧められるがままに薬を飲んで……なるほど、私は彼らに襲われたと言う事ですね。…それで、貴女たちは一体どなたですか?」
状況を理解したと言うのに、目の前の女の顔には絶望どころか恥じらいの感情すら無いようだった。
「アンタ、随分と落ち着いてるのね。そんだけやられてて何も感じないわけ?」
セイナは女の股下から垂れる白い液体を指差しながらそう告げるが、女は表情を変えない。
「お気遣い感謝いたします。私は所詮メイド、私の貞操などつゆほどの価値もございません。主人の為であれば喜んで捧げましょう。それに私は主人を守るための訓練を受けております。陵辱や拷問にも一定の耐性があると自負しておりますゆえ、この程度の小事で騒ぎ立てるような事は致しません。」
そう言って表情を変えぬまま、近くに落ちていたスカートを拾い上げ、優雅に身に纏った。そして近くに落ちていたガーターホルスター(太腿にナイフを装着するベルト)を太腿に巻き付け、落ちていたナイフなどの武器を拾ってスカートやメイド服の中に器用に収納した。その武器を扱う様は一朝一夕で身につくモノではなく、明らかに熟練した技能を感じさせた。
「アンタのその手際の良さ、ただモノじゃないわね?何者なの?」
「自己紹介がまだでしたね。私の名前はシピーレと申します。とあるお方の元でメイドを…いえ、今は部下として働かせていただいております。以後、お見知り置きを。」
シピーレはそう言って深々と頭を下げて挨拶した。
「そう、私はセイナ、コッチはパーナよ。」
「はーい。」
「セイナ様、パーナ様ですね。よろしくお願いいたします。」
そう言って再び頭を下げた。そしてすぐに顔を上げ、セイナの方へ向き直る。
「では早速ですが私に協力してくださいませんでしょうか?」
「何?」
「今朝から私の主人ララメルク様がお見えになりません。何か情報があれば教えていただけると幸いでございます。」
シピーレは主人を探しているようだった。しかしこの町に来たばかりの2人はそんな事知るはずがない。
「知らないわね、私たちは今日この町に来たばっかりなの。」
「そうそう、ごめんね。」
「左様でございますか……では私は主人を探しに参りますのでここで失礼致します。」
シピーレはそう言ってその場を離れようとしたので、セイナが制止する。
「ちょっと待ちなさい。貴女、相当強いでしょ?身体の動きでモロバレよ。」
シピーレの歩き方、立ち方、視線の鋭さ、指の動きなど、素人のセイナが見ても分かるレベルに洗練されていた。それをみてセイナはシピーレについて少しだけ気になったのだ。
「いえ、私などまだまだでございます。主人のお役に立つ為、更なる研鑽を積む所存でございます。」
「貴女の力ならあんな豚ども、簡単に倒せたんじゃないの?何でそうしなかったの?」
「………」
それを聞いたシピーレは凄まじい速度でセイナに突進した。
「え」
そしてパーナが反応出来ないほどの速さでセイナの背後に周り、セイナの首筋と脇腹にクナイを突き立てていた。しかし命の危機にあるにも関わらず、セイナは顔色ひとつ変えない。
「すごい速さ…見事ね。」
セイナはシピーレに全く殺気が無いことを見抜いていたのだ。それゆえに敢えて何もしなかった。シピーレは何の反応も見せないセイナに若干驚きつつもそのまま話し始める。
「ありがとうございます。ですが私に出来るのはここまでなのです。」
そう言ってシピーレはクナイを下ろした。
「私のこの力は主人の為のもの。私自身の為に使う事を許されていないのです。」
「は?だから抵抗もせずに襲われたって?主人の命令だから?…貴女、馬鹿でしょ?」
「主人の目の届かない所で他者を傷付ける事を禁じられていますので。」
「あっそう…」
(主人からも調教済みってことね。)
「では私はこれで失礼致します。もしお嬢様を見つけた時は本部まで帰るようにお伝えください。」
そう言ってシピーレはそのまま路地裏を出て行ってしまった。
そんなシピーレを見送った2人は路地裏を進みながら彼女について話し始める。
「変なメイドだったわね、心配して損したわ。」
「そうだね…にしてもあの強さ、何してる人なんだろう。やっぱりメイドさんなのかな?」
「そうねぇ…格好は貴族に仕えるメイドって感じだったけど…それにしてもあれだけの武器を隠し持っているのは変だわ。」
「もしかしたら【殺し屋】とかだったりして!?」
「ありえるわね、あの足捌きは完全にプロよ。私でも動きを追い切れなかったからね。」
先ほどのシピーレの驚異的な動きの速さはセイナの動体視力を凌駕していた。実はセイナも顔に出さなかったが、内心では少しだけ焦っていたのだ。
「…まぁこれから関わる事も無さそうだし、別にどうでもいいけどね。」
「うん、そうだといいけどね……でもあの人、凄く美人さんだったね!」
それを聞いたセイナは少し不満そうな顔をする。
「……ええ、そうね。」
それを見たパーナはニヤニヤしながら近付いてくる。
「あれぇー、セイナもしかして嫉妬してるのぉ?」
「……パーナはああいう顔が好きなんだ。ふーん…」
セイナは分かりやすく不機嫌そうにする。それを見たパーナがセイナを抱きしめる。
「私はセイナの事が大好きだよ。セイナは?」
上目遣いでそう聞いて来るパーナに対して、挑発した側のセイナが逆に顔を赤らめる。
「……そんな恥ずかしい事言わせないで…私は…」
「あっ!セイナの顔が真っ赤だ!」
「パ、パーナぁ!」
そんな平和なやり取りをしながら2人は薄暗い路地裏を進んでいった。
2人がしばらく歩いたところで、2人は急に足を止める。
「…チッ、人がいるじゃねぇか。」
その時、2人が進んだ先に複数人の男たちがやってきた。彼らの様子から他人に見られたくない事をするつもりであると分かった。
「私たちに何か用かしら?今、取り込んでるんだけど…」
その時、セイナとパーナはその男たちの中に1人の女がいる事に気付いた。
「おや、今の声は先ほどの方ではありませんか。こんなに早く再会するとは…」
男たちに囲まれたシピーレがセイナの声に気付いて声をかけてくる。それを見てセイナはため息をつく。
「…はぁ…何でまたこんなヤツらと関わってんのよ。」
セイナから見てもその男たちはまともな雰囲気ではない半グレの様な風貌だった。シピーレを逃さないように複数人で囲い、両手は後ろで縛られていた。
「外に出たら声をかけられまして、我が主人の情報を持っているとお聞きしましたので、お話を聞こうと思った次第でございます。」
表情を一切動かさずにそう答えるシピーレだが、男たちは明らかに話をする雰囲気では無い。
「それで、何でまた襲われてんのよ。」
「襲われる?…ああ!いえ、私は襲われているわけではありません。交換条件でございます。主人の情報と引き換えに私の身体を差し出す契約になっております。」
「ふーん…契約ねぇ…」
それを聞いたセイナが見た所、男たちはシピーレを嘲り笑っており、契約を果たす気など更々無いと理解した。パーナも同様の事を理解し、声を上げる。
「シピーレさん、多分騙されてるよ!その人たちに貴女の主人の情報を渡す気なんてないと思う!!…あくまでも私の勘だけど…いや、絶対そうだと思う!」
「全くね、そんなことも分からないなんて、貴女やっぱりバカでしょ?」
それを聞いた周りの男たちは怒りの表情を見せる。
「おい、クソガキども。言わせておけば、適当な事ばかり吹かしやがって!余計な事喋んじゃねぇ!」
「ぶち殺すぞ、テメェら!」
それを聞いたセイナは男たちを嘲笑う。
「いかにも三下のセリフね、だっさ。」
「テメェ!」
次の瞬間、激昂した1人の男がセイナに向かって発砲した。
「ふん。」
しかしセイナは既に魔法を発動していた。
スッ…
セイナに向かって行く弾丸は、セイナに着弾する事なく消えた。セイナは能力を誤魔化す為に避けたフリをしながら既に男へ突っ込んでいた。
「クソアマ!舐めんな!」
「はぁ!」
男の懐に入り込んだセイナは男の拳を避け、男の腹へ拳を捩じ込んだ。しかし非力なセイナのパンチを受けても男はビクともしない。
「テメェみたいな非力な女のパンチなんぞ…ううっ…ゴフッ!」
セイナを嘲り笑う男だが、その場で突然血を吐いて倒れた。それを見てセイナが逆に男を嘲り笑う。
「ばーか」
セイナがそう言った時、既に倒れた男は生き絶えていた。
セイナが男の腹に触れた瞬間、セイナは魔法を発動させ、男の臓器を瞬間移動にて捩じ切ったのだ。この攻撃は敵に直接触れなければ不可能な攻撃だが、敵を確実に殺せる上に、周りから見ればパンチで倒しただけのように見える。
「ひぃい!!」
「に、逃げるぞ!」
仲間が死んだのを見て周りの男たちは一目散に逃げて行った。
やがてその裏路地にはセイナとパーナとシピーレだけが残された。
「また逃げられてしまいましたか…仕方ありません、次に期待いたしましょう、ふんっ!」
そう言ってシピーレは後ろに縛られた両手の関節を外した。そして器用に縄を解き、そのまま関節をはめなおした。
その光景を見ていたセイナが徐に近付いてくる。
「なんだ、自力で解けるのね。」
「はい、訓練されていますから。最悪の場合は手首を切断して抜けるという選択肢もございます。」
「そんな事するぐらいなら捕まらないようにしなさいよ…」
セイナは呆れたようにそう呟く。
「申し訳ありません。私、腕には自信があるのですがこういった腹芸は苦手でして、全てお嬢様にお任せしている次第でございます。」
「でしょうね、あんなチンピラがお嬢様の居場所なんか知るわけないもの。」
そして次の瞬間、シピーレは思わぬ提案をしてくる。
「セイナ様、パーナ様もしよろしければ私を手伝っていただけませんでしょうか?お嬢様を探すのを手伝っていただきたいのです。」
しかしそれを聞いたセイナは即答する。
「却下よ。無償で人助けするほど暇じゃないの。」
「えぇ…いいじゃん、セイナ。助けてあげようよ。」
セイナの後ろからひょこっと出てきたパーナがセイナにそう告げた。
「パーナ、また貴女はワガママを…いい?私たちはこの町で情報収集しなきゃいけないの。人助けなんてやってる場合じゃ」
その時、パーナはシピーレに聞こえないようにセイナに耳打ちする。
「だから、シピーレから情報を聞くの。コチラから恩を売っておけば色々な情報が聞けるかもしれないし、お嬢様とかいうお貴族様とも仲良くなれるかもしれないしね。」
「……」
それを聞いたセイナは空を見ながら考えを巡らせる。
(確かにパーナの言う事は一理あるわね。まぁ、約束の日までまだ時間もあるし、ちょっと手伝うくらいなら問題ないかしらね。)
「シピーレさんだったかしら、私たちはこの町に来たばかりで情報を収集してるの。だからこの町の事について教えてくれる?それが手伝う交換条件よ。」
「かしこまりました。主人の名にかけて、私の持つ知識の全てを話すと誓います。」
こうして2人はシピーレと共に[お嬢様]とやらを探すことになった。
〜同刻、『ツヴァイ』のとある食事処〜
昼過ぎで客も減り、空席が目立つ中、1人の男が隅の席で酒をヤケ飲みしていた。
「ぷぁ…………」
一杯飲んでは机に突っ伏して動かなくなる。しばらくしてからまた一杯飲んでは机に突っ伏す。
そんな様子を見ていた他の客が小声で話し始める。
「ケルタンさん、大丈夫かよ。あの人、一日中あんな感じらしいぜ。」
「ああ、ここ1週間ぐらいずっとああらしい。商工会の方々もあの人がいなくてかなり苦労してるって。」
「……」
顔を上げたケルタンの目元にはクマが出来ていた。既に涙は枯れ果て、ゾンビのような顔になっている。そして何かに取り憑かれたように呟く。
「…スミカ…カイル……セイナ…」
スミカはセイナの母親の名前です。違う名前を設定した気もしますが、何だったか完全に忘れてしまったのでこれでいきます。カイルはセイナの弟の名前です。つまりこの男は…




