曽お祖母様ったら、実はお茶目な方ですね、、
いやいやいや!
公務員をやってたからって、王様やってたわけじゃないんですよ??!
政策を実現する?!!そんなの簡単にやれっこないでしょうに!?
なんて、驚愕の顔をして曽お祖母様を見ていたら、、
「あら、ディアナちゃん。疑り深いのねぇ。。まあ、確かにそれだけでどうにかできる程簡単じゃないのは確かよ?だけど私、歴女でもあったの。それがまぁ、どうにかこうにか?歴代政策の記憶があったから?カバー出来ちゃった??っていう感じだったのよ。」
なんですか!?その、ノリみたいな言い方!??
出来ちゃった、えへっ、キャピ、じゃないんですよ??!お茶目か!!
……ええーーー、、、
曽お祖母様って、大変、いえ、かなり。。。お茶目な方だったんですね、、
はぁ、、、まあ……。
そんなこんなで、なんか記憶のままに動いたら、人って、簡単に政治改革出来るんだと、私は知らなかったですよ、、、
うん、きっと、曽お祖母様自体が、普通と比べられないほど能力高かっただけでしょうね、、はぁ。何だか、ドッと疲れました。。。
「あらあら。ディアナちゃんたら。何だかとても、やつれているわよ?大丈夫かしら??」
「いえ、、ちょっと、何だか。ドッと、旅の疲れが出たようですわ?」
なんて、言い訳がましく言ってみますよ、、
「ディアナちゃんが驚くのも無理はないわね。だけど、ディアナちゃん。貴女も知っているでしょう??私たち祝福者の無双。」
「え、ええ、、その祝福者の力はピンキリだけど、神に愛される存在?でしたかしら。」
「そう。そして、それだけではなく、時代に応じた能力だということ。これは、本人の能力がその時代に必要な力と、マッチしやすいということよ。」
な!?なるほど??!
だから、曽お祖母様の経歴と噛み合ったその能力は、その時代にはとても必要な力だった。そしてその能力で、ここまでの改革に尽力されていたんですね、、
なんて、私は単純に感慨深く頷いていたんですが、リリィちゃん、顎に手を置きながら熟考するかのように下を見つめています。
きっと、聡いこの子は、何かに気づいているんですかね??
「あの、少し確認なのですが。先ほどアイリス様から、バッドエンドにならない限り、その、、ディアナ様は悲惨な終わり方だということでしたが、もしかして、そうではない物語の展開もあるのでしょうか??」
恐る恐る、リリィちゃんが確認をしてくれます。
といいますか、確かに曽お祖母様からそのようなことを先ほど聞いた気もしますが、よくあの状況で、曽お祖母様の能力に注目した私たちが漫才みたいな掛け合いをしている時に、その要の箇所をキチンと聞き取っていますね……それだけでなく記憶して、反芻までしていますよ。。。やっぱりリリィちゃん、本当にしっかりしています。
私だったら、もう‘悲惨な終わり方’ってところだけ注目して、その先のことまで深く考えもしなかったですよ、、、
私もリリィちゃんと一緒に曽お祖母様を見つめます。
すると。
「ええ。よく分かりましたね。そうですよ、悪役令嬢であるディアナちゃんのシナリオは全部亡くなってしまうわけでもなくて、リリィさん。貴女がバッドエンドになった時だけ、どうにか生きながらえて天寿を全うすることができるんです。だけど、それは反対にリリィさんの破滅を示すことになりますから、、」
曽お祖母様が眉をひそめながら、少し言いにくそうに、リリィちゃんに伝えています。
それは、確かに。私が不幸にならないようにするなら、リリィちゃんを不幸にする展開にしないと盛り上がらないですよね、、
なんて、思って後ろで頷いていたのですが、、
「ディアナちゃん?むしろバッドエンドは、死なないだけで、幸せになるわけではないわよ、、、?」
可哀想な人を見るような瞳で、私に補足してくれます。。。私、そんなに分かりやすい表情してました、、、??
なんだか、リリィちゃんとルルからの視線が残念なものを見るような目なんですが、、
なぜに私の心情は、こんなに筒抜けなんですか、、
前世では何を考えてるかわかりにくいって、よく言われていたのに。。。
今は目の前に3人もの理解者がいますよ??
多すぎません?それに、私の扱いに皆さん慣れてきていませんか??
「ふふふ。ゲームのディアナちゃんとはやっぱり、貴女は違うのね。こんなに表情豊かで、周りに愛されて、しっかりと考えを持っている。それだけで、それを見られただけ、私が、ここまで生きながらえてきただけのことはありました。。これでもう、私が駆け抜ける時代は、終わるのね…」
フワリ、寂しそうな、泣きそうな、今にも何処かへ消えてしまうような、儚い笑い方をする曽お祖母様。だけど何だかとっても、安堵した表情をしています。
「曽お祖母様。。。そんな寂しいこと、仰らないでください。私は、貴女に逢えてとても、感謝しています。。だから、これからも、元気でいてください。そして私たちを、変わらず導いてください、、」
感傷的になった私は、まるで最後の別れを惜しむような、そんな言い方をしてしまいます。
「ふふ。ディアナちゃんたら。嬉しいこと、言ってくれるのね。けれど、私もまだまだ生きるつもりよ?今まで頑張ったご褒美に、私は私の心のままに、したいことを、いっぱいするのよ。だから、家督も今は、息子たちでしょう??」
あ!確かにそうでした!!もう、曽お祖母様の物悲しい様子に引っ張られて、この世の終わりみたいなお返事しちゃいましたよ、、
なんだか忘れていたみたいで、お祖母様たちにも、申し訳ないですね。いや、まったく、曽お祖母様と同じくらいに優しい祖父母を、忘れていたなんてこと、ないですからね!??
なんて、心の中で言い訳をしますよ。
ホント、一つのことに気を取られると、周りがちゃんと見えなくなる。。私の悪い性格です。
祖父母は、さすがお母様の両親ってわかるくらいに穏やかであったかい方たちですからね。きっと私のこんな所業に気づかれたら、泣かれそうです。
うん、気をつけていかないとですね、、
「さて、だいぶ話が脱線してしまったけれど、今度こそ、話を進めていきましょうか、、、?」
そう、曽お祖母様から、優しく微笑まれました。
『はい、よろしくお願い「しますわ。」「いたします。」』
2人、声を揃えて曽お祖母様に、同意します。




