お出かけをして、仲良くお買い物とお食事を楽しみました。
ふっふっふっふっふっ……!!やりました!
勝利です!!
あんなに否定されるとは思わず、私がショボくれていたせいですかね?2人とも、最後に妥協して、動物柄のチーフを買うことを認めてくれました。
でも、私が思ったワンコ柄じゃなくて、もう少し大人しい柄で、パッと見る分には動物柄ともわからないもの。柄だけが、アニマル柄。
色合いも、最初のワンコ柄にあったオレンジなど明るめの配色のものでもなく、ブラウン系の落ち着いた印象のものです。そこにペイズリーのように模様が散りばめられている。モチーフは、ヒョウなどの斑点模様のアニマル、、、、??
いや、え?ふっつーに、これ、勝利ですか、、、??
え?やっぱり負けですかね。。。?
というか、乗せられました??いや、私に似合うアニマル柄はこっちだよ、と誘導されて満更でもなかったのは私ですけど、こんな罠に引っ掛かります??
なにゆえ、、、
「でも、ディアナ様とお揃いでチーフを購入できてよかったですわ。私たちですと、買わないような明るいものを選べましたもの。何だか少しですが、遊び心を学べたようですわね。」
「ほんと。ディアナ様はお見かけに寄らず遊び心ありますもの。それに、私たちにも心を砕いてくださいます。軽口だって、気にしない方ですもの。身分の違いを笠にせず、初めてお会いした頃から、私たちにお優しい方ですわ。」
ニコニコ2人が私を褒めてます。いや、褒められても何も出ないですし、騙されませんからね??
「もう、私、ワンコ柄が気になっていたというのに、いつの間にかこちらの柄を選んでましたわ。お2人とも、私を乗せるのがお上手ですわね。」プリプリと、2人に苦言を呈しておきます。ちゃんとしっかり根に持ちますからね、なんて思ってみたり。
「ふふ。それでも、私たちの意見もお聞きくださって一緒に選んでいただきましたもの。とても光栄ですわ。」
「ええ。いつもディアナ様にはお気を遣っていただけて嬉しいですわ。」
そ、そんなチェルシー様もソフィア様も、私を持ち上げて、、、な、何も出ませんよ?!
「そ、そんなに持ち上げないでくださいまし。私、そういったものは苦手ですわ。」
プイッと、横を向いてしまって。なんだか頬っぺたが熱くなった気もしますが、気のせいです。
「そ、それより。お2人とも、お腹は空きませんか??そろそろ、昼食はいかがですか??」
「そういえば、そろそろそんな時間ですわね。」
「本当ですわ。もうこんな時間になっているなんて、楽しい時間は過ぎるのが早いものですわね。」
おお、楽しんでくれているのが、素直に表現されているので、真っ直ぐ伝わって嬉しいです。
「ふふ。お2人も楽しんでいただけているようで私も嬉しいですわ。」ニッコニコと、返します。
「こんなに楽しめるように、ディアナ様自らスケジュールまでご準備いただけたのですもの。1人ですとこのように存分なお買い物をすることもないですわ。」
「そうそう、お抱えの商人を呼んで欲しいものを私に合うよう、見繕ってもらうだけですもの。こんなに自分から選びに行くことは、あまりないですわね。」
「そうなのですか??私は自身で選びたいので、商人街に連れて行ってもらえるよう、お兄様たちにお願いしたりしていますわね。」
そうか、だからか。お兄様たち、私が出かけたいと思うと、いつも、驚いたみたいな顔をして「もう??」なんて言っていたのは。貴族だと自分で直接出向いて選ぶことって、やっぱり少ないんですね、、、だけどそれは、好きなものが分かりにくくなりそうで、怖いですね。
それに。付き添いが難しい時でもルルにお願いしちゃってたのは、もしや、やりすぎ……??これは、秘密にしなくては。。。
あ、それと。一つ訂正はしましょうか。
「あぁ、それと。チェルシー様が仰ってますが、私が予定を決めた訳ではないんですの。このような感じでお願いをしたいと伝えますと、従者が実現してくれますの。この子は優秀な従者なのです。」
まるで私が全部準備したみたいになってしまっているのは、気が引けますよ。ルルの頑張りのおかげですし、おんぶに抱っこで、褒められたものじゃないですからね。
「ディアナ様は、本当に謙虚ですわ。」
「本当に。だって、従者が選んだものは自身が選んだものだと皆様思っていますよ?ディアナ様は、従者を大切になさってますのね。」
え?!そ、そんな感じで自分の手柄にしていいんですかね??流石に、人としてどうかと思うんですが、、
貴族の常識ってどうなってんですかね、、?
「ですが、実際私が見繕ったものではないので説明を求められても困りますし、先にお伝えしておかないと、後で困るのは自分では??」
「そんな時には、従者に説明を丸投げするんですのよ。そのために、後ろに控えていますもの。」
「ええ。ディアナ様、従者は、影として利用しなければなりませんわ。表に見せては駄目なのですよ。」
そ、そうか。これも貴族の常識だったんですね。
うーん。。。やっぱり、社交を逃げて、身内のお茶会程度しか参加をしなかったツケですね、、、
マナーで学ばないような、暗黙の了解って、私には理解できないんですよね。。。
こうやって、2人が教えてくれないと私もお上りさんみたいに、知らないままのことが多いんですよね。
初等部の時は助かりました、本当に。
「初等部の時も、ディアナ様は真っ直ぐな方でしたわね。曲がったことが大嫌い。そう、体現するかのようでしたわ。」
「そうね。だから私たちも救われたんですもの。感謝しなくてはならないですね。」
そ、それは。2人がチクチクされてるのが、気に食わなかったというか、プルプルした小動物のようで、庇護欲をそそられたというか、注いでいたというか、、、
私も青い春だったんです。いえ、転生した後の初めての学園ですよ??やり直し人生みたいなんですよ?
曲がったことは否定して、真っ直ぐ歩む、なんてカッコつけません??公爵令嬢ってところも、無双感強いと思いません?
今思えば、だいぶ恥ずかしい、逆悪役令嬢ですよ。悪役じゃないことを悪役みたいに、その地位を元にしてやっちゃってんですから。。。
誰も口出せなかっただけっぽいやつですよね。
うわーーっっっ!!恥ずかしいです!!!
転生者って皆んなこんな気持ちになるんじゃないでしょうか??なまじ、前世の記憶があるなら、あの時出来なかったことをしようなんて、思ったりするんですよね。絶対、、、間違いなく、、メイビー………




