楽しい時間はあっという間です。また、休暇明けにお茶会を。
「ディアナ様。美味しい昼食でしたわ。こんな良いお店、このような価格で提供されているなんて、良いのでしょうか??」
「本当。とてもお味が上品に洗練されていて、高位貴族の方でもご利用されそうな雰囲気のお店でしたわ。私たちも利用できるお店でここまで良いお店があるなんて、気づいてませんでした。ディアナ様の従者に感謝ですわ。」
「もう、ディアナ様に、お礼をしなくてはいけませんわよ。ソフィア様。」
「ふふ。わかっておりますわ。ちょっとした出来心です。ですが、ディアナ様にとって大切なことが、従者との関係というのも伝わりましたもの。ちょっぴり私も共感してしまったのですわ。」
「もう、ディアナ様ですから、お許しくださることですわよ。本当に。他の皆様方では不敬ものですわ。」
「チェルシー様。良いのですよ。私もお2人ととても仲良くできている証拠みたいで嬉しいですわ。それに、私も自身で選んだものでないことを褒められても、心苦しいだけですもの。私の従者に伝えてくださる方が、私も、もっと嬉しいですわ。」
うんうん。まるで、気の置けない友人みたいで嬉しいですよ。それに、ルルが褒められる方が喜ばしいです。とっても、気配り上手な彼女を知ってもらえるんですから。
ドヤァ。な気持ちです。
ああ、あっという間に楽しい時間が過ぎていきます。前世の学生時代だと夏休みなんかは朝から晩まで、時間いっぱいに遊んだりなんて、若気の至りくらいに時間を使ってましたけど、ここは貴族のいる世界。
日が暮れる前にお別れするのが常識。お昼を過ぎたら即解散です。
悲しいかな。まだまだ、話し足りないことはたくさんあります。
だけど、良き関係を継続するなら、親しき仲にも礼儀あり。って云いますからね。気をつけなくてはなりません。特に、私は、2人よりも爵位が上になる存在です。弁えておかないと、2人が萎縮しちゃいます。それに、高位貴族からの誘いは、断りづらいですからね。
断れるような与力を残しておかないと、ただの強制になっちゃいます。前世でいうところのパワハラですよ、パワハラ。
気をつけないと、訴えられちゃいます。
まぁ、今世では訴えられる機関なんてないことが、なんとも如何し難いことですけどね。
弱肉強食、そんな体現された世界ですよ。気をつけないと、思考が塗り替えられないよう、ちゃんと2人とサヨナラをしないといけないですね。。。
朝と同様、馬車で我が家まで送り届け、この後は各家のお迎えが来ることになっている2人。
最後に馬車でたわいない話をして、笑い合って時間を過ごしました。
「ふふふ。本当に、今日は楽しい時間でした。」
「そうですわね。ディアナ様の知らないところも知ることが出来て、本日はとても有意義な時間を過ごせましたわ。ディアナ様、ありがとうございます。」
2人がニコニコと、私へ気持ちを伝えてくれます。私も、2人にこんなに良くしてもらって、楽しい時間を共有できたことが幸せです。
「こちらこそ、お2人と同じ時間を過ごせて楽しかったですわ。いつも以上に、色々なお話ができましたし、普段のお茶会だけではわからないお2人の好みなども知れて大変良い時間でした。また、私とご一緒に、お買い物にお誘いしてもよろしいかしら??」
少し、不安な気持ちにもなりますが、一緒にお出かけしたい気持ちは本当なので、2人が嫌じゃなければ遊んで欲しいと、気持ちを伝えます。
「ディアナ様がよろしければ、私たちは何度もご一緒させていただきたいくらいですわ。」
「本当に。今回のように、お揃いのものを揃えたり、好みのもののお話をしたり、これからも仲良くさせてくださいませ。」
2人が嬉しいことを言ってくれます。私も嬉しくなっちゃいますね。
「嬉しいですわ。私、お2人に友人のように思っていただけたらと思っていますの。ですので、そう言っていただけて、私、幸せです。これからも、よろしくお願いいたしますわ?」
「こちらこそ、これからもよしなにお願いいたします。」
「私も、これからもどうぞお願いいたしますわ。」
嬉しい、幸せですね。
友だちが、2人も私と一緒にまだまだ遊んでくれると言ってくれるんです。こんなに嬉しいことはないです。
楽しい時間は、あっという間。
また、次の機会にお預けです。寂しいけれど、次に会う時がとても楽しみになるから、ここで一旦、また会おうと、お別れです。
お茶会で、また。そう約束をして、手を振りあいました。。。
そして、私たちシルヴァン家の4人は、久方ぶりにお父様の仕事に合わせて、一緒に領地に帰ることになりました。久しぶりに会える家の人たち。
セバスたちに会うのだって、大変久しぶりです。元気にしてますかね??まぁ、お父様は定期的に領地に戻っているので、セバスたちが元気なことは聞いてますけど、自分で見るのはまた違います。
最近は、お父様の帰宅に合わせて週末にお兄様が同道することもあるので、ちょっといいなって思ってたので、私も大変楽しみです。
これから約一か月、ひいお祖母様のところに行くまではシルヴァン家で過ごします。
それまでも、たっぷりと楽しい休暇を、まだまだ、楽しんでいきますよ??




