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いつもありがとうございます(*^^*)

「く、苦しい……」


 団長の背中をどんどん叩いて苦しいと訴える。


 ふっと腕の力が緩み息を整える。


「レイ、今日1日ずっと不安だった。殿下には婚約者はいるが側妃も認められている。前回愛し子だから王太子妃なんてふざけた事言っていたから殿下に会わせるのは想定内だった。けど、帰って来たレイは楽しかったのが見てわかる程顔が綻んでいた。これから地方を回るのに殿下と常に一緒にいると思うと苦しいんだ」

 私の肩に顔を埋め切なそうに言葉を紡ぎ出す。


「ごめんなさい。私も警戒していたんです。凄く警戒していた分ユベール殿下と話した内容が本当に他愛もなくて拍子抜けしてしまったのは事実です」


「どんな話をしたんだ?」


「学生生活の話だったり日本の質問をいっぱいされました」


「そうか、レイもこの世界に来た時は学生だったから話は合うよな。レイのドレスは俺が一番に贈りたかったし、この目に映したかった。こんな嫉妬みっともないな」


「ふふっ、嫉妬してくれたんですね?嬉しい。それにしてもやっぱり婚約者がいたんですね。あまり関わりを持ちたくないです。勘違いされたくないですし…」


 いつも団長がしてくれるように団長の髪の毛を撫でる。撫でるのも気持ちいいんだ。


「レイより10才年上は変えられない。やはり年齢が近い方がいいんじゃないか、王命で殿下と婚約させられてしまうんじゃないか、権力者がいいんじゃないかって悪い方に考えてしまうんだ」


「年齢なんて関係ないです。年上で頼もしいです!団長に頼りきっていたのは事実だし、最初は確かに無愛想で怖かったのが親愛に変わったと思うけど、あの日散々悪く言われていた私に声をかけてくれたのは団長だけで、団長は愛し子じゃなくて春原怜を見てくれています。私を認めてくれる団長や精霊が居るから前向きになったんです。団長がいなかったら今でも私は前髪で目を隠して下を向いていました。そんな団長だから好きになったんです」


「……すまない、ありがとう」

 一瞬きつく抱きしめられ団長が離れる。



「不安になるのは私です。こんな格好いい市民の憧れの団長とつきあってるんですよ?こんな私でいいのかなって不安ばかりです!……話は戻りますが、ユベール殿下は婚約しているんですよね?」


「ああ、侯爵令嬢と婚約している。殿下が目立つ事をして侯爵令嬢を刺激しなければいいんだが…」


「私がその令嬢の立場なら今日のお茶会はあまり気分が良いものじゃないですね。知らなかったとは言え貴族の方達から見たら二人きりだったという認識になってしまうんですか?」


「そうだな。二人きりのお茶会に見えただろう。貴族は噂話が好きだから、誰かに見られていたら噂になりそうだな…」


「……王妃様はもしかしてそれを狙ってすぐに仕事に戻ったんですかね?」


「そうかもしれないな。面倒な事にならなければいいが…」


「そうですね。美姫から攻撃が無くなったけど、今度は別の人から目をつけられるなんて、できれば避けたい」


「ああ、そうだな」



「…やっぱり離れるのは辛いです。団長といつきと第3騎士団の皆で愛し子の力を使う為に地方に行きたかった」


「ああ、俺もだ。レイの側でレイを守りたい」







 あれから1週間。

 嵐は突然やって来た。


 ユベール殿下が第3騎士団の寮にやって来たのだ。






ブクマ、評価ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 司会は無罪? [一言] この国の人は本気で精霊いらないんじゃ? って気がしてきましたね
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