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不快と思ったら読むのをやめてくださいね。
物凄く喉が渇いて、しかも頭がガンガンする。
これは昨日のワインのせいか?二日酔いと言うやつか?
お水が飲みたくてベッドを降りようとすると、ベッドサイドに水差しとグラスが置いてある。
団長が用意してくれたのかな?水を飲み、昨日の事を思い出してくるとあまりの恥ずかしさにもう一度頭まで布団をかぶりひとり身悶える。
うわーっ、自分から積極的に団長にキスしちゃった!
恥ずかしすぎるでしょ!
うん、これは覚えてないふりをしよう。
いつきは隣ですやすや眠ってるし、団長はソファーで寝てる。まだ薄暗いからもう少し寝てしまおう。そして恥ずかしい事はすべて忘れよう。
「レイ、起きられるか?」
体を揺すられる。
「うう~ん、頭がガンガンする…」
「二日酔いだな。酔っ払ったレイは積極的でさらに可愛かったな」
~~ッ!忘れようとしてたのにー!
耳まで真っ赤になっているのだろう。顔が熱い。
「お、覚えてませんっ!」
「そうか、残念だな」
顔がニヤついてる!
「いつきが食べたい菓子でも買ってからこの街をでるか?」
「えっ、お菓子買ってくれるの?お父さん優しい」
「おまっ、お父さんって」
「家族にしておいた方が都合が良いんじゃない?」
「まぁ、そうかもな。王都に近い街は入るのに俺達を捕まえるための検問があるかもしれない」
「じゃ、お父さん」
「お、おう」
「ねっ、お母さん」
「やっぱり私もそうなるよね?」
「そりゃ、そうでしょ?団長が旦那様じゃやっぱり頼りないからねぇ~」
「ち、違うよ。頼りない訳じゃないけど、元の世界ではこの世界みたいに若くして結婚して子供産む子は少ないからさ、ちょっと戸惑っちゃうだけ。あといつきの髪と瞳の色が2人と全然違うから」
「じゃあ、どっちかの連れ子でいいんじゃない?」
「おいおい、そうなるのか?2人の息子でいいだろ?ところでレイの居た世界は何歳位で結婚するんだ?」
「うーん、人それぞれだけど、平均で27?28?才位なのかなぁ?結婚しないで仕事に生きるって女の人も多くなってたし…女性の幸せが子供を産み育てるだけって考えてるのは昔の話だよ」
「そうなのか?こっちの貴族どものように、夜会でいかに条件の良い男を捕まえようかギラギラした女はいないのか?」
「いや、そこはやっぱり人によってだよ。向こうでも条件の良い男の人を狙う女性はいっぱいいるし、その為に外見を磨くってのもあるでしょ?男の人に媚びたり…男性は綺麗な人とか媚びてくれる人がなんだかんだ言っても好きだろうし。
でも、女性の選択肢がここよりは多かったかな?ただ、女性が多く就く仕事は給金が少なかったり、平凡な女性が一人で生きていくにはそれなりに大変なのかもしれない」
「レイは仕事に生きたかったのか?」
「うーん、とにかくお金を稼いで自分の力で生活したかっただけだから、考えた事も無かった」
「それはあの偽者達の言葉があったからか?」
「…そーだね。別に好きで皆のお金で養って貰ってたんじゃないけど、事実ではあるから……早く脱け出したかったかな?」
「その制度が無ければどうにもならない人だって居るんだろ?そこは皆で支えて当たり前なんじゃないのか?」
「そうなんですけど、悪い人がいて、その制度を悪用したりするんですよ。例えば、全く違う制度なんですけど、結婚して子供を作ってから偽装離婚するんです。女性の独り親だと国から手当てが貰えます。年間に稼ぐ金額ごとに貰える手当ての金額は変わるんですが、すごく稼ぐ人は手当てを貰えません。お母さんも子供が大きくなるまでお医者さんにかかるのも無料です。偽装離婚した旦那さんの稼ぎと奥さんが手当てを全額貰えるくらいに抑えて稼いでさらにそのお金が入ってくるんです。生活に余裕ができますよね?真面目に苦労して生活している人は不満に思う筈です。そんな人がいれば本当に困ってる人が貰っても嘘か本当か分からないから世間の風当たりは強くなりますよ。そういう人がいなくなるのが一番なんですけど、どこでも悪知恵働く人はいますから…」
「だからってレイが暴力を振るわれる謂れは無いよね?あ~楽しみ、どんな人かなぁ?」
…いつき、笑顔が……暴走しないでね?
お読みいただきありがとうございます。




