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女子寮に戻り、今日非番のアイリスさんに遠征に必要な持ち物を教えて貰う。
女子じゃないと分からない持ち物だったり、注意点を教わって準備をしないと。
アイリスさんは街へポーション調達を任されているから旅のお供にお菓子を買ってきてくれると言う。
お菓子なんて持って行って良いのかと聞くと、緊張するし疲れるから甘いものも必要よ。と言うので素直にお願いする。
おそらく戦闘にも参加せず、テントで待つことしか出来ない私だからお菓子が必要なんだろうな。皆が持っていくことは無いんだろう。
準備をする為部屋に戻る。
役立たずだし、私のせいで理不尽な対応されてるし、ほんと足を引っ張ってるな。
一人になると色々考えてしまいマイナス思考に沈みかける。
(レイはすごいよ~!ぼくも一緒に行っても良い?)
みぃが足にすり寄ってくる。
(一緒に行ってくれるの?心強いね)
(現地の精霊達も集まってくると思うから寂しくないよ)
(今まで会ったことの無い子にも会えるんだね。楽しみだな)
極力心配させないように気持ちを切り換える。
私に出来ることをやればいいんだ。余計な事はしないように、でも手伝える事は手伝う。それしか出来ないんだ。私の身を案じてくれたアベルさんに甘えよう。
翌日日の出前、アベルさん以下有志の方々が集まる。
荷馬車2台に次々と荷物を運び入れ準備が整う。
「レイさんは私の馬に一緒に乗りましょう。荷馬車に乗る選択肢もあったのですが、今回二手に別れます。速さを重視する班と馬車と一緒に向かう班です。速さ重視は必要最低限の物とポーションを持って向かいます。野宿になってしまいますがレイさんはこの班です。馬車は速度が出せないので時間がかかってしまうんです。無いとは思いますが、もし万一殿下がこの動きを知って妨害に来たら馬車が追い付かれる可能性が高いのです。皆が一緒に行動して全員強制的に王都に帰されるより、馬車は別に行動させて殿下の足止めの役をしてもらいましょう」
「はい、お願いします」
馬に乗るのを手伝ってもらう。アベルさんは私の後ろに座る。今回騎士服を着ているからしっかり馬に跨がっている。
ちなみにみぃは私のお腹にくっついている。
はぁ~アベルさんと距離が近い。この世界に来てから少しは男性に免疫が出来たと思ったけどやっぱりムリだよ。団長と比べると華奢だと感じていたけど、さすがに騎士だね。筋肉がしっかりついてる。これが3日も続くのか。
みぃに意識を集中させよう。
王都を抜けしばらく走ると風景が変わってくる。田園が一面に広がっている。
「もう少し走ったら休憩しましょう。慣れないと疲れますよね?」
「そうですね。馬は寮に移動した時の一回だけしか乗ったことないです」
「辛くなってくると思いますが頑張ってくださいね」
街道を外れたのか鬱蒼とした森の中に入ってきた。
少し開けた場所で休憩をとる。
「お昼ごはんを食べちゃいましょう。料理長が作ってくれたのですぐ食べられますね」
地面に布を敷きその上に座る。皆でワイワイと遠足を彷彿とさせる。
ライ麦パンにレタスとスクランブルエッグを挟んだものとパンに鶏肉のソテーと温野菜を挟んだものが各々に配られる。美味しいけど凄いボリューム。
馬達にも草を与え、休憩を十分取ってから再び出発した。
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