準備
「え、この人もですか?」
「いやだったか?渡り人は猫耳メイドというのが好きと聞いたが」
確かに猫耳は好きだけど。ふとメイドの方を見てみると目をうるうるさせながらこっちを見ていた。これで落ちない男はどうかしてると思うぐらい。
「分かりました。メイドも含めて全部もらいます」
「ちょっとなに言ってるの雪彦!」
「そうですよまだ完全に信用出来てないんですから!」
「別に良いと思うぞ俺は。楽しそうだし」
やっぱり琴羽達には反対されるか。
「でもメイドが居れば家事とかしなくてもよくなるぞ」
「今も全部妖精達がやってくれてるよ」
「楽になると思う色々と」
「色々って何」
こえー琴羽の後ろに阿修羅が見えるよぉー。なんとか琴羽達を説得してメイドを仲間にできる様になった。
「で、答えは決まったか?」
「ええ、メイド含めて全部もらいます」
「そうか今からこの三つはお前達の物だ。ユキヒコ手を出してくれ」
「いたっ!」
ルフトルさんは針を俺の指先に刺した。そこから出た血をメイドの右手甲に垂らし魔法を発動させた。するとメイドの手に魔法陣が現れた。
「よしこれでこのメイドは完全にお前の物になった。大体の命令なら聞くし決して主であるお前を裏切らない。まだこいつには名前がないお前が着けてやれ」
「じゃあ…伊吹はどうだろう」
「良いんじゃないかな」
「今日から君の名前は伊吹だ」
「はい。本日から私の名前は伊吹です。全身全霊で奉仕いたしますのでよろしくお願いします」
伊吹は片膝立ちで忠誠を誓ってくれた。
「敬語で話さなくてもも良いよ。琴羽達みたいに話してくれればいいから」
「それでは示しが着きません」
「じゃあ『命令する東雲雪彦とその仲間には敬語を使うのを禁止する』」
「了解です」
「これからよろしく」
「こちらこそよろしくです」
「ユキヒコは面白い奴だな」
ルフトルさんは笑っていた。だって敬語で話されるとむずがゆい。
「さておき、この本はな異世界の神を召還してその力を借りれる代物なんだ。実際にやった方が早いか」
ページをぺらぺらめくりお目当てのページが見つかったのか本を机の上に置いた。
「花果山の仙石から生まれし猿…我が魔力を喰らいその姿を表し力を貸したまえ!こい孫悟空!」
ルフトルさんを中心に風が起こり何かがルフトルさんの体に入った。ルフトルさんはその場でバク宙したりした。
「ま、こんな感じだ。この本は契約すれば召還出来る人も増えるから便利だぞ」
「凄いですね」
「そうだろ。これは見て分かると思うが金塊だ。最後にリテア様から伝言だ『一ヶ月後に式をするから王都に来て』だそうだ」
「質問良いですか?」
「いいぞ」
「王都に港って有ります?」
「あるぞそれがどうした」
「なら式は一週間後で港でやって欲しいと伝えてもらえますか。当日灰色の船に乗って行くので」
「あれかいくら切っても叩いても傷がつかない船か。リテア様には伝えとく。一週間で王都にいけるのか?」
「行けますよ俺の船なら」
「そうかじゃあこれも持って行け」
渡されたのは大きな地図だった。
「いいんですか?もらっても」
「それがなきゃ王都に行けないだろう」
「ありがとうございます」
俺たちは本と金塊をアイテムボックスに入れ館を出た。今度は運転を優斗に任せて。ルフトルさんはいい人そうでよかった。来た時より2倍以上の時間をかけて例の場所に戻った。
「あれ早いですね」
「ちょっと用事が出来てな。それとこれを航海科に渡しておいてくれないか」
「これは?」
「ここから王都までの地図だ。一週間後に式をやるらしい。どうせならかっこ良く登場したいから船を使って行こうかなと」
「なるほど航海科に渡しておきますね」
地図を山本さんに渡した。水際まで行き追加で船を召還する。
スキル選択
『全対応最強兵器』
それは世界最強の名を欲しいままにした船。それは世界最大の砲と船体を持つ船。それは日本の造船技術の結晶。強すぎるが故に多数の爆撃機、雷撃機によって沈んだ船。
大和型戦艦『大和』『武蔵』
それは日本初めての純国産戦艦。多数の戦いに参加し多大な戦火を上げた船。
金剛型戦艦『比叡』『榛名』『霧島』
それは大日本帝国海軍の象徴。それは日・米・英の41cm砲を搭載する7隻の戦艦、通称ビッグ7の内の栄えある1隻。
長門型戦艦『長門』『陸奥』
それは圧倒的火力で全力攻撃を受けたら戦艦でも沈んでしまう船。
多摩型軽巡洋艦『北上』『大井』
多くの夜戦に参加し敵を沈めた船。
川内型軽巡洋艦『川内』『那珂』『神通』
それはソロモン沖海戦において単艦で敵に突っ込みソロモンの悪魔として恐れられた船。
白露型駆逐艦『夕立』
それはどんな戦いでも必ず帰ってくる幸運艦。
陽炎型駆逐艦『雪風』、白露型駆逐艦『時雨』
それは帝国海軍最速の船。他の追跡を許さない船。呉の雪風、佐世保の時雨
島風型駆逐艦『島風』
対空戦闘を軸にして造られた船。
秋月型駆逐艦『秋月』『照月』『涼月』『初月』『新月』『若月』『霜月』『冬月』『春月』『宵月』『夏月』『満月』『花月』
アイテムボックスの中の鉄全部なくなった。でも
「やっぱり船は何度見てもあきないなぁー」
「なんだこの水。って総統!これはなに?」
「ん?ああ王都に行くからそのため」
「燃料がないよ」
「それなんだがな」
近くにあった小石を取り
「石から重油に変換」
石が黒くドロっとした液体に変わった。リーダー妖精は雪彦の手を取り
「よし、全艦に燃料補給してもらうからね」
そのまま引きずられて行く。あれ嫌な予感しかしないんですけど。
やべぇ俺帝国海軍の船以外あまりわからねぇ
あとインターネットに乗ってるのが全て正しい訳じゃない




