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出発

あのあと運ばれてくる石をひたすら重油と軽油に換えて行った。終わったと思ったら今度は召還した給油艦6隻に重油と軽油をそれぞれ入れって行った。終わったのは夕方だった。疲れた。今までで一番重い体を引きずりながら自室を目指す。自室からは楽しげな声が聞こえる。大体予想はつく。思いっきり扉を開ける。


「おいこら女子ども汚いぞ」


「これも作戦のうちですぅー」


「そうだよ自分が弱いからって」


「チッ。お、良い所に来た雪彦もなんか言ってやれ!」


イラッとした。姿が見えないなと思ったらこいつらUNOしてやがった。こちとら魔力が枯渇寸前になるまで動いてたのに。よしこうなったら優斗に八つ当たりしてやる。


「そうだぞ優斗。自分が弱いからって八つ当たりするのはよくないぞ」


「裏切りやがったなこの野郎!」


「君と俺がいつ同盟を結んだ?結んでないんだから裏切るも何も無いだろう」


「こうなったら全面戦争じゃわれぇー!」


「4対1で勝てるのかなぁ?」


その後UNOで2勝1敗、ババ抜きで3勝3敗、大富豪で1勝5敗。部屋にある時計を見てみると9時を回っていた。おなかもすいて来たから食堂に行くことにした。今日の晩飯はカレーだった。寝る前に航海科に寄った。


「どう?一週間後までに着きそう?」


「ええ。ここから王都まで18ノットで進めば5日後には着きます」


「そうか。明日の9時に出発だ」


「了解しました」


ベットに入ると急に睡魔が襲って来た。ぐっすり寝れそうだ。



***



翌日リーダー妖精に起こされた。それも腹の上でジャンプしてだ。いくら軽くても痛い。ドアがノックされた。早いなまだ6時なのに。


「陸軍の風間です」


「入って良いよ」


「失礼します。お願いが有ってきました」


「どんなの?」


「王都に行くなら有事の際に対応出来るように戦車と銃が欲しいんです」


「いいけど。王都までどう行くんだ?」


「陸路でもし輸送艦、揚陸艦が出せるなら海路で行きたいと思ってます」


「分かった輸送艦と揚陸艦を出して海路で運ぶ」


「ありがとうございます!」


そのまま風間さんと一緒に船を降りた。


「とりあえず新しい戦車でいい?」


「ええ、今は」


自衛隊第二世代戦車の74式戦車70両。第三世代戦車の90式戦車100両。第四世代戦車の10式戦車50両。水陸両用車のAAV7を40台。対空車両の87式自走高射機関砲40台。そして妖精使役《フェアリーインフィニット》を使い陸軍に所属させる妖精を呼び出す。次に戦車と妖精を運ぶための輸送艦と揚陸艦を出す。あつみ型輸送艦を三隻。輸送艦1号、2号の二隻。おおすみ型輸送艦を3隻。ニューポート級戦車揚陸艦を20隻。キャンベラ級強襲揚陸艦二隻。戦車を全て船に積み込み終わったのは出発時刻10分前の8時50分だった。今度はひゅうがではなく大和の艦橋に居た。


「全艦準備完了しました。いつでも出れます」


「旗艦大和。戦艦中心の輪形陣。空母、重巡洋艦、軽巡洋艦は前部、輸送艦、揚陸艦、護衛艦は後部、駆逐艦は外周を担当。中心、前部、後部、外周の順で移動開始。偵察機、哨戒機は24時間態勢で全方位を警戒。以上」


「ルフトルからもらった本使ってみようぜ」


「たしか契約すれば力をかりれるんだっけ?」


「そう。だから雪彦達と契約して力を借りれるようにしたい」


「べつにいいけど。琴羽たちは?」


「まだ寝てるよ。やっても良いか?」


「いや。甲板でやろう、何が起きるか分からないし」


「了解」


第三主砲辺りでやることにした。


「じゃあいくぞ『我、羽柴優斗と契約しその力を貸したまえ』」


「うおっ」


足下に幾何学的な模様が現れ青い光を発しながら俺の体をスキャンするように足から頭へと移動した。そして霧散した。


「使えそうか?」


「ああ『異世界の兵器を操りし人間よ…我が魔力を喰らいその姿を表し力を貸したまえ!こい東雲雪彦!』」


「?特に何もないぞ」


「ステータスみると現代兵器が使えるようになってる」


「使い方分かるか?」


「多分行ける『現代兵器』」


「?なにも出ないけど」


「ちゃんとスキルは発動してる」


「ちなみに何を出そうとしたんだ?」


「警察がよく使ってる拳銃」


「今度はワルサーって言うル◯ンが使ってる拳銃を出してみて」


「出て来た」


「多分制限がかかってると思う」


「確かにかかってる。地道にレベル上げするか」


ため息をしながらトボトボ艦橋に戻った

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