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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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日常

今日も赤毛連盟は工場へ向かう!

ウェックス商会儲かってるらしい。工場の子供達の発育があからさまに良くなっている。

生産ペースも安定し皆笑顔で働いているようだ、俺以外ね!!

俺?俺は必死よ!1番レーンから6番レーンまで一人で受け持つって事がおかしい!!

つかサボテン植えて育てた方が良い気がしてきた。焼き畑農業で!焼いたばかりだし!

「サボテン女王2番遅れてる!」

あーいかんいかん集中力切れてた。大体育て方知らないし、何年後かに在来種がサボテンの所為で失われたって訴えられたら怖いしやめとこう。

「サボテン4番オクレ」

いかんいかん、現実逃避してた。

工場内に響くベルの音、昼食だ!!

食うぞー!!

「カシムくん、今日は外食の気分だ!カミルの街1番のレストランへ連れて行ってくれたまえ!」

「良いですよヒナコデスさん、マシンレディもどうですか?」

「ガガガ、ギギギ」

「んじゃいこーぜー」

俺達赤毛連盟はカシムオススメのレストランへ向かった。

レストランのテーブルへ着くとカシムが何やら注文してくれた。

俺はこっちの料理知らないしマシンレディはガガガだから助かった。

ウェイターが料理を持って来た。

俺の目の前に見た事も無いスープが出される。

「ウッディ亀のスープです」

「海亀?」

「ウッディ亀です」

スープを飲む。

これは!深い味わい!!何種類もの野菜を感じる事が出来る!!そしてウッディ亀!お前は海亀だろ!?

美味い!美味すぎる異世界料理!!

更にウェイターが料理を持ってきた。

「ウッディ亀のステーキです」

「海亀?」

「ウッディ亀です」

ステーキを食べる。

「ん?」

美味いは美味いよ、でもなんと言うか...薄味!

「こんな料理で満足してるとはカミルの人々もまだまだだな」

「何だと!?」

俺の指摘に周りの客がいきり立つ。

「このステーキには塩が足りない、明日もう一度この店へ来て下さい。本当に美味いステーキって奴をお教えしますよ」

「馬鹿野郎!!今この領地が塩不足なの知らないのか!」

「寝言は寝てから言え!!脳までサボテン女!!」

うわぁめちゃくちゃ怒られた。

うわぁめっちゃ腹立つ、えー塩不足なんて知らんがな。

「だまらっしゃい!!塩不足に貴方達は何か努力したのですか!!努力もせず文句を言うのは誰にでも出来る事!!恥を知れ!!」

「文句言ってるのお前だろ!!」

そうだった。悔しい論破された。塩めー!!塩?塩!!

「これが目に入らぬか!!!この手に握られたお方をどなたと心得る!遠く異国の地、博多で作られたメキシコの海水で作られた塩、『博多の塩』様にあられますぞ!!一同頭が高い!控えおろう!!」

誰も頭を下げなかったが俺が塩を出せる事が判り皆が俺に感謝した。

翌日工場のレーンが2本増え8番レーンまで出来た。塩レーンである。

余計な事をしてしまった。

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