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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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塩1

レーンが増えた。やり方も変わった。

キツイ。

1番サボテン、2番ペットボトル、3番サボテン、4番ペットボトル、

5番サボテン、6番ペットボトル7番塩、8番塩だ。

下で受け取る子供達には余裕が出来た。

上の俺はもはや飲み食いする余裕が無い。

結果、飲み食いサポーターであったカシムはやる事が少ないので、

必死で作業する俺の隣で一人何かやってる。

「おいカシム、お前何やってんの?」

作業が忙しくレーンから目を離せないから聞くしか無い。

「ええ、ヒナコデスさん、私こう見えて占いが得意なんですよ、

ヒナコデスさんの為にカード占いをやっています」

ほほう、カード占いか、興味あるなー。

俺のこの現状が吉なのか凶なのかそれだけでも知りたい。

「カシムさん、占い結果をお願いします!」

「良いですよー」

なんかかしゃかしゃ音がする、カード配ってるっぽいな。

見たいけど見たら作業止まるし我慢!


「カミル地方の明日の天気は晴れ。所により雷雨が降る場合もございます、

外出の際にはお気をつけて下さい。と出ました」


「気象予報士かーい!!占いで天気予報してんじゃねーよ!!

占い師にも気象予報士にも失礼じゃろーが!!」

「3番サボテン!!」

うわぁ怒りでカシムの方見ちゃった!

「4番ペットボトルまだ!?」

「ガガガ、ギギギ」

「5番サボテン遅れてるぞー!」

ひー!!リズム崩れたー!!

「5番お前これ塩だぞ!?」

ひー間違えたー!!

「スミマセン!スミマセン!一旦ストップで!!!」

「しょうがないですね〜ヒナコデスさん」

カシムコロス!カシムコロス!

後俺の後ろでロボットダンスの練習はヤメろマシンレディ、ハッキリ言って下手だぞ!

「ヒナコデスさん!調子良いですねー!」

リズムを崩され、作業を止め打ちのめされた俺の前にウェックスがニコニコしながら現れた。

コイツだ!!コイツが全ての元凶だ!!

俺の怒りの眼力を無視してウェックスが話し続ける。

「ヒナコデスさん、これから私とこの街の代表に会って頂きたいんですよ、ウェックス商会とヒナコデスさんに大きな幸運が舞い込んで来たんですよ、マガナ商会の会長もおられます。さぁ急いで行きましょう!」

大きな幸運はお前だけだろウェックス!誰が行くか!

「俺は行かない!だってもうキツイもん。ヒナコデス仕事辞めるってよだよ!」

「まぁまぁヒナコデスさん、この話がまとまればヒナコデスさんは週休2日に月2日の特別休暇も付けて給料そのままって事でどうです?特別休暇を使えば夢の4連休ですよ?毎月」

すげー!夢の4連休!!しかも毎月!!

「行きます」

俺はウェックスと共にカミルの街の政務官と会う事になった。


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