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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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マリーンドルフ伯爵

マリーンドルフ伯爵領を治めるジョーイ・フォン・マリーンドルフは今年で42歳になる。

痩せこけた頬と神経質そうな鋭い眼差しで影で呼ばれる渾名が死神伯爵。

実際、彼の領地では数々の魔術を売り込む事で利益を上げており、魔導の追求に人体実験も厭わない為孤児や浮浪者の行方不明者が多発しており、その事が死神伯爵の名を広める事になっている。

「転移させたドラゴンゾンビが1日も持たなかったと言うのか...」

部下からの報告に唸るマリーンドルフ伯爵。

「カミルの街にA級冒険者チームでも滞在していたのか?」

「いえ、我が王国のA級冒険者達は全て王都に滞在しております!

カミルの街にはA級冒険者はおりません!」

マリーンドルフ伯爵の問いに答える部下の額には汗が流れた。

「ふむ、ドラゴンゾンビを失ったのも痛いが理由が不明なのは更に痛いな。

追加で転移させられるモンスターは何が残っている?」

「サイクロプス2体、火龍1体オークキング5体オークジェネラル12体ゴブリンロード20体が今直ぐ転移可能なモンスターとなります」

「ふむ、オークジェネラル12体を全て転移させる手配を」

「全てですか!?」

「ジェネラルであれば又育て上げる犠牲も少なく済むでしょう?」

部下が額の汗をハンカチで拭いながら答える。

「しかし...いえ畏まりました、そのように手配致します」

深く頭を下げ退出した部下を見送った後、マリーンドルフ伯爵は一人呟く。

「12体失うからには新たな12体を育てねば。また尊い犠牲が必要になるな」

彼の顔は死神伯爵の名に相応しい不気味な笑みを浮かべていた。


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