秘密 2
秘密 2
「アイ、君が言ってくれないか。ふたりとも、君の知り合いだから、
僕が話すより、アイの方が、信じてもらえると思う。よね。」
「わかったわ、ジェイ。そうね、
じゃ、わたしが、私たちの秘密を話すね。
アミ、それに、サトルくん、しっかりと聞いて、理解してちょうだい。
そして、信じて。」
アミとサトルは、返事をすることもなく、静かに聞いていた。
どんな秘密なのか、想像もできていなかった。
「まず、名前だけど、わたしが、アイ。トイがジェイ。
これは愛称ではなくて、前世での、つまり、私たちが生まれる前に、住んでいた世界での、という意味なんだけど、そ世界での名前なの。
ピンとこないとは思うけど、本当なの。
まず、聞くだけ聞いてね。わかった、アミ?」
一応、アミは、頷くだけだった。
「つまり、前世の記憶が、わたしとジェイに蘇ったってわけ。
それだけだったら、隠しておけばよかったんだけど、
わたしたちは、前世で、すごく愛し合っていた。ねえ、ジェイ。」
「ああ、今もね。」
「それで、このジェイの店で、初めて会って、お互いのことがわかった。
その後は、あなたたちが知っているとおり。」
「それで、きおくしていたのは、頭の中だけの記憶ではなくて、
からだの身体能力とか、特別な能力とかも、蘇っていたの。
信じてもらえる。」
「無理無理!そんなの、あるわけないじゃない。
ふたりとも、頭でも打ったんじゃないの。」
と、アミは叫んだ。
しかし、サトルは、事件の日のことを思い出していた。




