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再出発
再出発
ふたりは、ラーニンの店内に入って、店の中を見て、待ち合わせの二人が来ていないのを確認して、
奥の部屋へと向かおうとした時、店長のヤスカが近ずいてきた。
「マスター、奥、空いてますから。それから、事件の時の席キープしておきました。」
「ありがとう。ヤスカ。じゃ、奥にいるから、二人が来たら、教えてくれ。」
ジェイと、アイは、奥の部屋に入っていった。
『ここも懐かしいわね。
ここにも、また、いつ来るか、わかんないから、いっしょに、このベッドで来るまで、休んでいない?
ねえ、ジェイ。』
『そうだな、それもいいな。予行練習でもやるか?』
『何の予行練習よ。まだ、結婚するまで、この世では、ダメじゃない?』
『何を勘違いしてるんだよ。おれたち、家では、別々に寝てるから、ベッドでいっしょに寝るだけの、予行練習。だよ。』
『そうよね。それならいいか。』
そして、アイとジェイは、ベッドで、いろいろと前世の、他愛のない話を心で話しながら、時を進めていた。
幾らかの時間が経ったあと、ドアにノックの音がして、
「マスター、お二人さん来ました。例の席にいます。」




