再出発 2
再出発 2
アイの妹のアミと、アイの前の彼氏のサトルが、並んで、事件が起きた席に座っていた。
「久しぶりです。今日は来てくれてありがとう。」
ジェイは、ふたりに、そう言って、ふたりの前の席に、ジェイとアイは、座った。
「あの事件は、もう終わったと、弁護士の方から、聞いてますが、
おふたりは、いま、どう思っています?
わたしも、何から話そうかと、悩んでいます。」
「悪かったと思っています。なぜああなったのか。
エミに会って、なぜなのか聞こうとしただけなんです。
それが、ああなってしまって。
エミは、もう、あきらめました。トイさんのことは、いろいろ弁護士さんから聞きました。
エミのこと、幸せにして下さい。
それと、妹のアミさんのこと、黙っててくれたことは、感謝してます。」
「僕の方も、何か悪かったような気もする。なにも、妹さんは、何も関係ないよ。」
アイが言った。
「サトルくん、ごめんね。ああなった気持は、私もすごくわかるの。
わたしも、トイに対して、あのようなことが、あったからね。
でも、ずっと、トイのことを、愛してる。これからも。
許してね。」
「ああ、もう、いいんだ。」
と、サトルは言った。
「わたしも、ごめんなさい。姉さんのこと、あのときは、許せなかったの。
トイさんのことも、あの時は、知らなかったから。
サトルさんと姉さん、あんなに、うまくいってたのに、信じられなかった。
サトルさん、よく家に来てたから、それに、わたしにも、気を使ってくれたし、
かわいそうで。ごめんなさい。」
もう事件の話は、やめようと、思って、ジェイは言った。
「じゃ、これで、事件の件は、手打ちとしよう。
本当に、これは、もうなかったことにしよう。」
「ところで、サトルくんは、会社を辞めたとか。」
「ええ、居れる状態じゃなくなって、まあ仕方ないですよ。自分が蒔いたタネですから。」
「今、エミには、僕の会社の経営を、僕といっしょに、
役職は会長ということでやってもらっているんだ。
それで、ふたりで、話し合って決めたんだが、
ふたり、うちの会社のグループに入ってくれないか。」




