ラーニンへの道のり
ラーニンへの道のり
「それと、前に、大学まで、援助をしていた天才がいただろう。
大学にも、わざわざ、おれも入学して、会いに行ったりした男。
あの天才が、卒業して、他の会社に、入社したんだが、
最近、電話がきてね、うちに入れてくれないかと。
彼は、工学系だから、ソフト関係をやってもらうことにしたから、
ちょうどいい機会だから、彼のために、部署をひとつ作って欲しいんだ。
ロボットを作りたいらしい。特に猫ロボットをね。愛ネコが死んだらしい。
頼んだよ。タシ。」
ひととおりの話が終わったところで、また、近いうちに会おうということで、
トライアングルを、あとにした。
ジェイとアイのふたりは寄り添いながら、雑踏の中を、喫茶ラーニンへと向かっていた。
「あのふたり、本当に来るかしら。
私は、全然大丈夫だけど、彼は、大丈夫かな。」
「大丈夫さ。彼は、アイが選んだ男だから、バカじゃない。かなりの男だよ。
アイでなく、他の女に惚れれば良かったのにな。
前世の愛には勝てないよ。
でも、アイが彼を選んだら、おれは、身を引いてやろうと思ってたんだよ。
それが、初めて、アイと通じて、悪かったけど、アイのこころに入った時、アイの本気、
前の世界のアイと、全然変わってない、愛されていること確信した。
それで、俺の愛も、揺さぶられた。
前世のように、また、ぼくのこころは、君のものになってしまったんだ。」
『愛してるわ、ジェイ』
『愛してる、アイ、これからが、おれたちの再出発だ。』
ふたりは、こころで話しながら、、強く抱き合った。
そして、唇を重ね、雑踏のなかで、激しいくちづけをしていた。




