シーン1
シーン1
二日目の夜
シーン1の現実が始まった。
「そろそろ来たか。分身で、十分だろう。」
ディオはそう言って、長い髪の毛を一本抜き、指で毛先を持って、回し始め、毛根がちょっと光ったところで、その髪の毛を、細い針のように、壁に向かって、投げ放った。
それが、壁に着く前に、その壁の前で、髪の毛が変化し、もうひとりのディオが現れた。
「おお、懐かしいな、1(ワン)、外に三匹来てる。頼むぞ。これも持っていけ。」
と言って、盾を渡した。
そして、すぐに、外へと、分身は出て行った。
サーリは、感動したようで、
「あゝ、凄いですね!」
「初めて見ました。聞いてはいましたが、この分身は、分心ですか。」
「いいや、まだ、それはやっていない。まだやる時ではない。」
そして、三人は、スクリーンの方を見て、外の推移を見ることとした。
外に出たワンは、弾がこちらに、向かっているのを感じた。
これをよけたところ、すぐ目の前に、敵の一人があらわれ、ワンの首を摑み、銃を腹に突きつけて、発射した。しかし、ワンの身体は、そこにはなかった。
敵は、首を掴んでいた自分の手が折れている事も気付いていなかった。
ワンの身体は、180度、横に回転し、敵の手もいっしょに回転し、折れてしまったのだ。
この一人目の敵は、ワンの顔が、逆さまになっていることを気付くまえに、もう息絶えていた。
ワンは、背から抜いた剣を、敵の心の臓に、突き刺していたのだ。
『こいつの技は、飛びです。500M・・・』
と、ワンは、技等の情報を、ディオに伝えた。
そして、あと一人の敵が迫っていた。




