ジェイとアイを殺した男と女
ジェイとアイを殺した男と女
その男の手には、サイレンサーのピストルが握られていて、それを二人に向けて、引き金を引き、二発、発射した。
その二発の弾が、ふたりの頭めがけて飛んで行った。その弾が、それぞれの頭に当たる瞬間、ふたりは一瞬消えたように見えたが、少し横に動いただけだった。そして弾は、ふたりの横を抜けていった。
そして、ふたりは、大きな穴の前まで歩いて行き、ピストル発射した男と握手をして、三人は、顔を見合せて、にやっと笑い、中へと入っていった。
穴の中に入った途端に、穴が空いていたところが、突然、塞がって、なかに明かりが広がった。
中は、すごく広く、家具が隅の方におかれ、大きなスクリーンが、真ん中に、ドーンと置かれていた。
そして、背広の男が、ふたりに座ってくれるよう、促した。
「お久しぶりです。ディオさん、メラさん、武器を使ったりして、申し訳ないです。
一応、確認しないと、何があっても、おかしくない状況になっているもので。」
「サーリ、久しぶりだな。
もうこのような真似は、するんじゃないぞ。次やったら、敵と見なすからな。
ところで、それは、こちらの武器か?」
「こちらの言葉は、完璧ですね、さすがですね。
そうです。これ以外にも、携帯できる武器は、全部揃えておきました。
それとですね、こちらに来て、やっと好きな女ができて、付き合ってるんで、宜しくお願いします。
あっちの女は、どうも強いのが多くて、合うのがいなくてね。」
と、言って、サーリは、ぺこりと頭を下げた。
「ほう、良かったな。」「よかったわね」
と、ディオとメラは、一緒に、声をあげた。
「おまえは、俺みたいに、悪い奴じゃない。
真の愛は、真の正義の中にあるという言い伝えだけは覚えておけ。これは冗談じゃないからな。
それと、生き延びる術だけは、鍛えておけ。女にも、教えられるだけは、教えておけ。女も強くしろ。
まあ、お前といれば、強くなると思うがな。」
そこに、メラが話に割り込んで、
「あの、私たちが、抹殺したふたり、ジェイとアイは、どうなったの?」
それに、サーリは答えた。
「ふたりは、確かに、こちらに輪廻しました。
そして、顔は、ふたりとも、完全に変わっています。
アイという女は、1年前に覚醒して。ジェイという奴は、今日、目覚めたところです。
居場所は、ふたりとも、かくにんしてます。
いろいろやることがあるのですが、ディオさん、この二人どうします。」
「そうか、一年違いで目覚めたのか。そうか面白いな。
じゃあ、あのふたりは、メラ、おれたちふたりで、あそんでやろう
まずは、本気を確かめてからだな。
あのふたり、俺たちを見たら、驚くぞ。見ものだな。
このふたりの件が終わってから、他のことは、始めることとしよう。」




