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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 葬式 】
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葬式2 自宅

 

 自宅に帰った私は、部屋に上がり、仕事用の服に着替える。

 

 雑務課はその名も通り、様々な雑務をこなす課なので、唯一ラフな格好が許されている。

 

 職場に行けば課専用の更衣室があり、支給されているジャンパーみたいな上着を着て仕事をする。

 

 だから上着を着るから、服はラフな私服でも許されているってワケ。

 

 雑務課では勤務中のスカート,ハイヒール,指輪,ネックレス等は禁止されており、動き易いように長ズボン,運動靴或はスニーカーを履かなければならない。

 

 オシャレがしたい盛りで、髪型が崩れるのを嫌がるお年頃の女性は、雑務課に配属されるのを物凄く嫌がる。

 

 年の割りにオシャレとかに大した興味を持たない私は、雑務課の仕事に対して嫌ではなく、やり甲斐を感じている。

 

 あまりにも忙しい時は、『もう嫌っ! 辞めたい!!』って思っちゃうけど、遺さんが居てくれたから頑張って続けられたんだよね……。

 

 遺さんの代わりに他部署から移動して来た新しい上司は『姐さん!』って呼びたくなっちゃうような貫禄があり厳しそうな女性。

 

 上司の影響なのか、部署に活気が出て、楽しくて、前向きになれる雰囲気に変わった。

 

 ちなみに克慈の部署はスーツ着用です。

 

 着替え終わったら、仕事に持って行く鞄を取り、一階に降りる。


 

「惠美ちゃん! 朝帰りなんかして~、克ちゃんに迷惑掛けてないでしょうねぇ?」


 

 お母さんだ。

 

 朝からキンキン声なんか出してテンション高いな……。


 

美加

「帰って来たなら『ただいま』くらい言いなさい! はい、克ちゃんのお弁当。ちゃんと渡すのよ」

 

惠美

「は~い……ねぇ、私のお弁当は無いの?」

 

美加

「知りません! 今まで持って行かなかったじゃないの。要るならって言ってくれないと作らないわよ」

 

惠美

「……言ったって作ってくれないくせに……」

 

美加

「朝御飯は?」

 

惠美

「んー……、克ちゃんの家で食べるからいい」

 

美加

「そう? 良かった♪ 惠美ちゃんの分ね、用意してなかったのよ」

 

惠美

「……ですよね〜。そんなこったろうと思ってました。……行って来まーす」

 

美加

「行ってらっしゃい。克ちゃんに宜しくね。今日も克ちゃん家に泊まるの?」

 

惠美

「んー……分かんない。電話する」

 

美加

「そう。それなら夕飯を作る前に電話して頂戴ね」

 

惠美

「は〜い」


 

 お母さんに見送られながら玄関を出る。

 

 私には厳しいくせに、克慈には優しいんだから!

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