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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
第三週【 異変 】
47/156

異変5 訃報

 

 部屋に戻り、ベッドの上に置きっぱなしにしていた携帯を手に取り開けると、電話とメールが入っていた。

 

 あれ、善朋からだ?

 

 へえ、善朋から両方くるなんて珍しい事もあるんだ〜。

 

 取敢ずメールを送信してみると、直ぐに携帯がなった。


 

惠美

「もっし〜、どうしたの朋ちゃん?」

 

善朋

『惠美、ちゃん……。やっと繋がったか。良かったよ』

 

惠美

「本当にどうしたの?」

 

善朋

『あぁ、うん……。驚かないで聞いて欲しい事があるんだ』

 

惠美

「うん? どんな事〜?」

 

善朋

『ニュースは見た? ショッピングモールの……』

 

惠美

「見ては無いけど、お母さんに話を聞いたよ。夕飯の時も話したし。『リニューアルオープンして三ヶ月も経ってないのに〜』って、お父さんが言ってたよ。それがどうしたの?」

 

善朋

『……季喜が行ってたんだ。カード仲間と一緒に。そのショッピングモールで大会が開催されててさ、写メを送って来てたんだ……』

 

惠美

「……えっ? ねぇ、それって……、━━えっ??」

 

善朋

『僕の部署は仕事中には携帯を使えないから、電源を消してロッカーに入れたままでさ……。帰ってから電源を入れて受信メールを開けて見たら……』

 

惠美

「トッキーから写メ付メールが来てたんだね?」

 

善朋

『昼休みに臨時ニュースで見てたから、メールの文を読んで血の気が引いたよ。受信時間から三〇分後に事故が起こってたなんてさ!』

 

惠美

「トッキーは?! トッキーに電話とか━━」

 

善朋

『何度も何度もメールも電話もしたよ! それでも繋がらないんだ! 季喜の実家に電話を掛けたら……』

 

惠美

「ど、どうだったの?」

 

善朋

『……言いたくないよ。……分かるだろ? 季喜はもう……』

 

惠美

「……朋、ちゃん……」

 

善朋

『……倒壊したショッピングモール内に居た客の生存者は0人だってさ……。外に居た客は何故か無事だったらしいけどな……』

 

惠美

「……うそ、トッキーは……もう??」

 

善朋

『……蓉子ちゃんには知らせといたよ。あの夜に連絡先を聞いといたからさ。後は智沙,杏菜ちゃん,克慈さんだけなんだけど……』

 

惠美

「克ちゃんには私が知らせるよ。お向かいさんだから。智沙には多分、蓉子がしてくれてると思う。一週間前、智沙と連絡先の交換したから……」

 

善朋

『杏菜ちゃんには惠美ちゃんが?』

 

惠美

「……アナちゃんはね、今、入院してて……連絡が出来ないの……」

 

善朋

『入院? 大丈夫なの?』

 

惠美

「……。面会謝絶だって……」

 

善朋

『面っ━━何があったんだよ?! 事故か?』

 

惠美

「分からないよ! 私達にも分からない……。朋ちゃん、私達って一度、集まった方がいいのかな?」

 

善朋

『……だよな? お互い時間を作って会える日を決めよう……』

 

惠美

「私は克ちゃんと智沙に伝えるから。朋ちゃんは蓉子に伝えて?」

 

善朋

『ああ、そうする。頼むね、惠美ちゃん』

 

惠美

「うん……。朋ちゃん……」

 

善朋

『……じゃあ……、……、……おやすみ』

 

惠美

「……、……おやすみなさい」


 

 善朋との通話を終えた私は、ベッドに倒れ込んだ。

 

 季喜が……死んだ??

 

 信じられないよ!!

 

 本当なの??


 悪い夢とかじゃないの?

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