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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 遠出 】
34/156

遠出2 克慈宅

 

惠美

「克ちゃんっ!」


 

 克慈の家のドアを開けると『お邪魔します』を言うのも忘れ、家に上がり込んだ。

 

 階段を上がり、克慈の部屋のドアを叩く。

 

 あっ、ちなみに克慈の御両親は出張で留守でーす。

 

 昔から何かと出張の多い御両親なんだっちゃ。


 

克慈

「……何してるの?」

 

惠美

「あ……、克ちゃ━━痛いっ!!」


 

 ものごっつい不機嫌な表情の克慈に腕を掴まれた。

 

 克慈は私をドアから離すと部屋に入ってしまった。


 

惠美

「……あの、克ちゃん? ……黙って入って、その、ごめんなさい……。でも、話があって━━」


 

 駄目です、反応がありません。

 

 克慈は黙りを決め込んでいるのか返事すらしてくれない。

 

 ……まあ、そうだよね?

 

 怒られても仕方無いよね?

 

 うん、だって、それだけの事をしてしまってるんだし、怒られるのは当たり前で━━。

 

 ところで、何で克慈は裸だったんだろう?

 

 あっ、違うよ。ちゃんと下着は履いてましたよ。

 

 ボクサーパンツっての履いてたし。

 

 ……そっかぁ、克慈はトランクス派じゃないんだ。

 

 上半身は裸だったけど、タオルを首に掛けていたから、お風呂にでも入ってたんだろうな。

 

 髪も濡れてたし、……うん?

 

 克慈は何時も(?)脱衣所じゃなくて、わざわざ部屋に戻って着替えてるのだろうか??

 

 ……あ〜、やっぱり怒られるよねぇ。

 

 風呂上がりにお邪魔しちゃった訳だし、怒られない方がおかしいよ?

 

こりゃ、雷が落ちるよ、きっと!

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