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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
  【 廃校舎 】
15/156

廃校舎8 儀式

 

 結局、三〇分も話し合ったのに、手拍子で歌ったのは『アン◯ンマン◯ーチ』だった。

 

 因みにラジカセから流れて来た曲も『アン◯ンマン◯ーチ』でした。

 ……あの三〇分間は何だったんだろうね?

 

 しかも、初めから使用する曲は予め用意されていたとか!!

 

 やらせは駄目、絶対!!

 

 私達は『アン◯ンマン◯ーチ』を一一回も聞きながら、椅子取りゲームを行った。

 

 一抜けしたのはT男さんで、最後まで残ったのはU子さんだった。

 

 椅子取りゲームは何も起きる事なく、深夜前に無事に終わった。

 

 この廃校舎って、殿堂入りされるくらいに“ヤバイ心霊スポット”なんだよね?

  

 なのに、何事も起こらないで終われたなんて奇跡が起きた気分♪♪♪

 

 これでやっと帰れるんだよね?

 

 家に帰り着いたらなんになってるんだろ~。

 

 あっ、いけないっ!

 

 鍵を掛けられないように、家に電話しとかなきゃ!!

 

 忘れない内に携帯電話を取り出し、実家に居る両親に電話を掛けた。

 

 案の定、電話に出たのはお母さんで━━。

 

 『電話が遅い!』と携帯電話越しにキンキン声で怒られてしまった。

 

 何でかな、お母さんのキンキン声を聞いたらホッとした。

 

 早く家に帰って、両親に会いたいと思うのはどうしてなんだろう?

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