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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 職場 】
116/156

職場7 昼休み

 

 正午になり、午前の作業の手を止める。

 

 キーボードを叩く音は、正午のチャイムによって一斉に止まる。

 

 部署内は一気にガヤガヤと騒がしくなる。

 

 外に食べに行く社員もいれば、売店に買いに行く社員,社員食堂へ食べに行く社員,弁当を持参して社内で食べる社員,弁当を持ち社員食堂で食べる社員と様々だ。

 

 俺はと言うと──。


 

「あぁ~、腹減ったな~! 瀬戸瀬,八崗、食堂に行こうぜ」

 

智司

「悪い! 壱可,瀬戸瀬。今日は先約があるんだ」

 

「先約? 誰と?」

 

智司

「八階の夕美ゆうみちゃんとな(////)」

 

「ゆ、夕美ちゃんだとっ?! 夕美ちゃんと二人っきりでランチとか羨ましい!!」

 

智司

「ハハハ(////)

 俺の為に手作り弁当を作って来てくれたって言うんだ(////)

 行くしか無いだろ?」

 

「会社の女性社員には手を出さないんじゃ無かったのか?」

 

智司

「別に疚しい事なんてしないさ。一緒にランチするだけさ。じゃな!」


 

 俺達にすまなそうに片手を上げると、八崗は嬉しそうに部署を出て行った。


 

「……なぁ、瀬戸瀬も『先約がある』とか言わないよな?」

 

克慈

「あるわけ無いだろ。食堂、行くだろ」

 

「そう来なくっちゃ! 毎日、愛妻弁当なんて羨ましいよな~。薗野さんの手作り弁当が食べれるなんて、瀬戸瀬もリア充してるよな~」

 

克慈

「通勤料だよ。タダで俺の愛車に乗せるわけ無いだろ」

 

「ガソリン代はどうしてんのよ? 薗野さんから貰ってんの?」

 

克慈

「当然だろ」


 

 惠美から現金は貰ってはいない。

 

 現金の代わりに、俺の為に夕飯を作らせている。


 惠美の料理は美加さんの料理に似ている。

 

 毎日、食べても飽きない料理。

 

流石は美加さんの娘なだけはある。

 

 ────悪い意味で、だけど。

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