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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 職場 】
112/156

職場3 八崗智司

 

「朝っぱら仲がいいな、お前ら」


 

 頭上から声がしたかと思えば、頭を軽く拳で小突かれた。

 

 こんな事をするのは、この部署には一人しか居ない。 

 

 同期の同僚、おかさとだ。

 

 こいつの机は俺の左横にある。


 

「はよ、八崗。──おい、八崗!

{襟に口紅が付いてるぞ!}」

 

智司

「は? マジかよ?! 

よしの奴!!}」


 

 壱可の小声の指摘に焦った八崗は、襟を確認しようと机の上に置いてある鏡に手を伸ばす。

 

 口紅なんてのは付いて無いんだけどな。


 

「にははははっ、ウッソ〜☆」

 

智司

「──っ、壱可! 

{朝っぱらから寿命の縮む冗談を言うなよ!!}」

 

「めんご、めんご。 

{そんなに慌てるって事は──、八崗タンは彼女と楽しんでからのご出勤かニャ〜?}」


智司

「語尾に『ニャ〜』は止めろ。『八崗タン』もキモい!! 

{彼女じゃないから!}」

 

克慈

「{行き付けの風◯嬢だろ?}」 

 

智司

「{居るけど、違う!}」

 

「{じゃあ、個人売◯嬢だ! ピンポンだろ☆}」

 

智司

「『ピンポン』古いな。其処まで堕とすなよ。

{……唯の幼馴染み}」

 

「唯の──ねぇ? 言わないよな〜」

 

克慈

「言わないな」

 

智司

「放っとけ! いいんだよ、彼奴が望んでる関係なんだからさ」

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