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☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
   【 克慈宅 】
101/156

克慈宅1 廊下

 

 私は今、克慈宅の玄関前の廊下に置かれているダンボールを組み立てている。

 

 組み立てたダンボールの中に入れるのは、克慈の家に置かせて貰っている私の愛しい私物達。

 

 ちなみに克慈には教えていない。

 

 だって、教えたら全力で阻止されそうなんだもん!!

 

 ──あっ、メールだ。

 

 廊下に置いていた私の携帯電話(フューチャーフォン/以下、ガラゲー)がブルブルと振動で動いている。

 

 そういえば、マナーモードにしたままだっけ。

 

 ガムテープを組み立て終わったダンボールの上に置いて、ガラゲーを手に取る。

 

 ガラゲーを開けてチェックをすると、着信が来ていた。


 

惠美

「誰からだろう?」


 

 登録されていないアドレスだ。

 

 件名を見ると相手は堅智さんからだった。

 

 よし!!

 

 克慈の弱点を知ってる人のメルアドをゲット出来た♪♪♪

 

 えへへ、早速、返信しちゃお〜と♪

 

 堅智さん宛の文章を考えて、メールを送信する。

 

 堅智さん、会ってくれるかな〜?

 

 返信が来るのが楽しみだよ♪

 

 ──と、残りのダンボールを組み立てないとね。


 

克慈

「惠美、ダンボールあげるんだから、夕飯作ってよ」

 

惠美

「は〜い。ダンボールを組み立て終えたら作りますぅ〜」


 

 気分が出ないから、やる気無しの声で返した。



克慈

「ふぅん、嫌なの? ダンボール、没収してもいいけど?」

 

惠美

「えっ?! 嫌じゃないです!! 喜んで作らせて頂きます!! 克ちゃんの夕飯が作れるなんて嬉しいな〜(ハァト)」


 

 我ながら、わざとらしく無理っぽい喜び方をしてしまったよ。


 

克慈

「期待してる」


 

 克慈めぇ〜〜〜!!

 

 『フッ、してやったり』みたいな顔して、私の髪をグシャグシャしやがってぇ〜〜〜!!!!

 

 子供扱いとかムカつく〜〜〜〜!!!!

 

 ムキィィィイイイイイッッッ!!!!

 

 い・ま・に・み・て・ろ・よっ!!!!

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