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終末の飛来  作者:
第二章:ウズメノミコト編
24/26

訓練

ブックマークして下さった方、評価して下さった方、本当にありがとうございます!


とても嬉しいです!

自分が書いた物を評価して頂けるのは、言葉に出来ない喜びがあります!


これからも頑張って、楽しみながら書いていきたいと思います!

 翌朝、俺は昨日の河原に来ていた。

 もちろん、フィーネとウズメも一緒にだ。


「よし!それじゃあ早速やりますか!」


「まずは基本的な武器を作るところから始めようか♪」


 気合いを入れる俺とコーチしてくれるウズメ。


 昨日と同じ様に日本刀をイメージしてみる。

 すると日本刀の様な物が出来上がった。

 しかし、何というか風船で出来たオモチャの様だった。


「あれっ?昨日は出来たのに...」


「ん〜、まずは聖光(アーク)を使いこなせる様になる必要があるかな?」


 ウズメはそう言いながら俺の方に近づいて来る。


「使いこなす?っていうと?」


 俺の質問にフィーネが答える。


聖光(アーク)は、光の粒子みたいな物です。使いこなすという事は、光を集めてそれを固める事。両方が出来て初めて物になります。」


「そうそう。なんて言ったらいいのかな...。えっとね、砂鉄を思い浮かべてみて?砂鉄の一粒一粒は小さいけど、集まると鉄塊になるよね?聖光(アーク)も似た様なものなんだよ」


 ウズメが補足してくれる。

 砂鉄...。

 要は密度が足りてないってことか?


「.....よしっ、決めた!」


「何を?」


 ウズメの宣言に聞き返す。


「君のトレーニング方法だよ!」


 ウズメは「閃きました!」みたいな顔をしている。


聖光(アーク)をコントロールする為のか?」


「もちろん!まずはそこからだからね!ある程度コントロールできる様になったら武器の訓練に移ろう!」


 つまり基礎中の基礎からやり直すってことか。まぁ、それすらまだ教えてもらってないから、どちらかというとありがたい。


「それで、何をすれば良いんだ?」


「そうだね〜、まずは人差し指を立ててみて?」


 言われた通りに人差し指を立てた。

 フィーネが何かを察した様で「あぁ、なるほど」という表情を浮かべている。


「そしたら今度はそこに聖光(アーク)で光の玉を作ってみて」


 光の玉をイメージすると、指先にビー玉くらいの光の玉が出てきた。


「それで?ここからは?」


「それを維持するの。ずっとね。さぁて、君はどれくらい維持出来るかなぁ」


 ウズメはニヤニヤしながらそんな事を言ってくる。


「?」


 俺は言われた通りに聖光(アーク)を出し続けたが、

 3分位が経過した時に異変が起きた。

 どことなく息苦しい。まるでマラソンを走っている様な息苦しさが襲ってきた。

 そして始めはキレイな球体だった聖光(アーク)が、ユラユラと波打ち始め、なんとか形を戻そうとするが、最終的に弾けてしまった。


「3分ですか...想像以上に早かったですね」


 フィーネがため息混じりに感想を述べる。


「まぁ、初めてならこんな物じゃないかな?大丈夫!慣れればどうって事ないから!」


 ウズメがフォローしてくれるが、フィーネの言い方にカチンと来た俺は、


「なら、フィーネはどれくらい出来るんだ?」


 と少し反抗的に聞いてみた。


「私ですか?さっきのサイズなら多分時間制限なんて無いですよ?」


 とサラリと答えて来た。そんなの余裕です、と言わんばかりの表情で。


「さっきのサイズ?」


「サイズっていうのは、聖光(アーク)の玉の事だよ。慣れて来たら当然持続時間も長くなるけど、そんなに長くは出来ないでしょ?だから作る聖光(アーク)の玉を大きくするの。大きいと当然それを維持する事が難しくなるから時間も短くて済むってワケだね」


 ウズメ先生が教えてくれた。

 そしてフィーネはニコッと笑いながら


「ちなみに私が同じ3分だけ維持しようと思ったら、そうですね......直径100mくらいですかね?」


 と、自慢気に俺に教えてくれた。


「ちなみに私も同じくらいかな?」


 ウズメも教えてくれるが、なんかいまいちピンと来ない。


「君も大きいの作ってごらん?意味が良くわかるよ!」


 ウズメがそういうので、今度はサイズを気にしながら聖光の玉を作る。


 すると、今度はハンドボールくらいのサイズの光球が出来た。

 が、ものすごい疲れる。さっきはマラソンだったが、これは短距離走みたいだ。


 結果、20秒ほどですぐに弾けてしまった。

 そしてその場にヘタリ込む。


 なるほど。

 すごいよくわかった。

 100mとかコイツらマジで化物だ....。


「あはは!ねっ?凄い疲れるでしょ?」


 ウズメが大笑いしながら近づいてくる。


「まっ、始めはみんな同じ様な物だよ!

 ここから鍛えて、慣れて、扱える様になる」


 ウズメは慰める様にそんな言葉を口にする。


 そしてフィーネが


「そうですね。貴方は防衛の要なのだから、すぐに使いこなせる様になります。その時は100mなんて物ではありませんよ」


 まるでみて来たかの様に口にする。


「なぁ、ちなみに凄いやつでどれくらいの大きさ出せるんだ?」


 なんとなく聞いてみた。


「私が知ってるのはアマテラスさんで数十㎞だったかな?」


 Km⁈

 意味が分からん!何その数字?


 さらに

「私が知っているのはルシファー様で当時は月と同じサイズでした」


 フィーネが昔を思い出しているのか遠い目をしながら教えてくれた。


 みんな規格外過ぎませんか?

 キロとか、月とか。


 ビー玉サイズでいっぱいいっぱいの俺は自信をなくしながら、本当に使いこなせるのか不安になってきた。



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