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転生幼女のわくわくスローライフ! ~変換スキルで異世界の開拓村を豊かにします  作者: 武蔵野純平@9/18マンガ蛮族転生3巻発
第二章 キャロライン村の大改革!(二歳)

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第24話 魔銃の扱い方

 帰り道は六日かかった。

 行きの倍の日数だ。

 歩くのが遅い牛さんがいたので仕方ない。

 私と父は牛、馬、ニワトリの世話をして大変だった。


 え? ベル?

 あの子はやらないから。(苦笑)

 マイペースだし、体が小さいから作業系は苦手なんだよ。

 馬のお尻に乗って足をパタパタさせてたよ。


 キャロライン村に到着すると村人総出で出迎えてくれた。


「いや~帰りが遅いから心配しましたよ!」


「何かあったのかと思った!」


「すまん、すまん。牛の足が遅くて帰りは時間がかかった」


 いつもより帰路で時間がかかったことを父が詫びる。

 猟の手伝いをしてくれるヨーナスと家の手伝いをしてくれるマーサおばさんが、馬、牛、ニワトリを見て喜んでいる。


「すげえ! 馬が一頭増えた! 畑がはかどるぞ!」


「牛とニワトリも良いですね! これで牛乳と卵が手に入りますよ!」


 うん、うん、そうだよね。

 出来ることが増えるよね。

 私はヨーナスとマーサおばさんのリアクションを見て、がんばって連れてきて良かったと達成感を得た。


「キャリー、アラン」


「母さま!」


 母さまが迎えに来てくれた!

 私はうんしょ、うんしょと幌馬車の御者台から降りて、母さまに駆け出した。

 でも、近づいたら母さまのお腹に赤ちゃんがいることを思いだし、そっと母さまに抱きついた。


「母さま、ただいま戻りました」


「おかえりなさい」


 母さまが優しく頭をなでてくれる。

 母さまの匂いをかいで、私は家に帰ってきたのだと実感した。


「キャリー、魔銃を手に入れたのですね」


「あい、メゾン・グラディスにありました」


「そう、良かったわね。その型は使ったことがあるので、今度使い方を教えてあげるわ」


「母さま、ありがとう! でも、牛さんやニワトリさんの世話を先にしないと」


「そうね。家畜が増えたのは良いけど、誰か経験あったかしらぁ?」


 母さまは、『困ったわ』という感じでコテンと首を倒した。

 こういうノンビリしたことを言うところは、貴族のお嬢さん育ちなんだなと私は実感した。


 幸い村人の中に乳牛やニワトリの飼育経験者がいた。

 父さまが彼らと相談して、飼育方法を進めることになった。



 私は母さまに魔銃の使い方を教わることになった。

 私と母さまは、家の近くの見通しの良い場所に移動した。

 母さまは自分の魔銃を持っている。


「じゃあ、キャリーの魔銃の使い方を教えるわ。まず、こうして安全装置を解除する」


 母さまは私のピストル型の魔銃――拳銃の撃鉄に当たる部分を起こした。

 撃鉄が安全装置なんだ。


「この安全装置を解除すると、魔力が流れるようになるから気をつけてね」


「あい!」


「魔力はこの握る部分に金属の模様があるでしょう? ここはミスリルで細工が施されているの。だからここに手を触れて魔力を流すのよ」


「ミスリル?」


「ミスリルという金属があるのよ。魔力と馴染みやすい金属なの」


 私は母さまの握りを見て、ミスリルが使われている部分を確認する。

 ここを触っていればOKなのね。


「そして構える」


 母さまは片手で拳銃を構えた。


「引き金を引いて発射!」


 パシュッと空気を切り裂く音がして、銃口から緑色の光が発射された。


「さあ、やってご覧なさい」


「あい!」


 私は母さまがやったように拳銃を操作する。

 まず、安全装置、撃鉄を起こす。

 力がないので両手で操作した。


 そして右手で持ち、左腕に銃口をのせる。

 特に狙いをつけなずに撃鉄を引いた。


 パシュッと音がして、金色の光が発射された。

 ビームみたいな感じだね。


「よく出来ました!」


 母さまに褒められて、私はちょっと得意げに胸を反らした。

 それからちょっと疑問がある。


「母さまの時は緑で、私の時は金色なのは、どうちて?」


「魔弾の色ね。キャリーの魔銃は古いタイプだから、魔銃を撃つ人の持つ属性がそのまま魔弾になるの」


「じゃあ、母さまは風属性だから緑色で、私は光属性だから金色?」


「そうですよ」


 母さまは、ニッコリ笑った。


 父さまと母さまが使っている魔銃は、普及しているタイプで、魔物の弱点属性にあわせて、魔弾の属性をマニュアルで変更出来るそうだ。


 私の魔銃は古いタイプなので魔力はそのまま、私の属性――光属性で魔弾を撃ち出す。


「母さま、光属性は弱いの? 魔物を倒せる?」


「大丈夫ですよ。光属性の魔法の場合は、攻撃魔法はないけれど、魔銃を使えば魔弾を撃てるので攻撃出来ますよ。この辺りはホーンラビットしか出ないから、魔弾で十分倒せますよ」


「じゃあ、だいじょうぶ!」


 拳銃の使い方は簡単だった。

 それに火薬を使う地球の拳銃とは違うので、拳銃自体が軽くて扱いやすい。

 これなら私でも魔物と戦える。

 もちろん、最後の手段だけれど。


 母さまは、そっと私の頭をなでた。


「キャリーは偉いですよ。あなたの魔銃で領民を守るのです。領民を守るのは貴族の務めですからね」


「あい! わかりまちた!」


 ノブレスオブリージュだね!

 頑張る!


 続けて私は母さまにお願いした。


「魔法が使えるようになったから、生活魔法をおちえて」

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