淑女教育前の予習
父に淑女教育が始まることを告げられた次の日、私は朝早くに目が覚めた。淑女教育について父から話を聞い母が明日に備えて早く寝るようにメイドに伝えていたからか、いつもより2時間も早くベッドに入ったからだ。二度寝するのも…と思ったので、昨日家の図書室から持ってきたマナー本を読むことにした。
まずは姿勢から。ドレスがいくら重くても姿勢は保たなければならないらしい。子供のうちはあまり重いドレスを着ることはないが、大人になったらいろいろとアクセサリーもつけるだろう。夜会では、頭のでっぺんからつま先、指の先まで相手に見られているらしい。どこにいても相手に見られているという意識をもつ必要があるみたいだ。
姿勢については理論上で理解しても体で覚えなければならないので、これについては今日からの淑女教育で身につけたら良さそうだ。
次にマナー。とは言っても、ご飯を食べるときや出かけるときのマナーは最低限母や父に教わっているのでこれらの内容については本に書いてある内容にうんうんと頷くだけでほぼ終わってしまった。
まだ夜会には参加したことがないので、そちらでのマナーは学ばなければならないが、本にはあまり詳しく書かれていないので、これも今日からの淑女教育で学んでいこう。
最後はダンス。まだ10歳のアステリアは公式の場では踊ったことがなかった。家の中で兄に少しステップを教わったくらいである。それも6歳のときに…。
曲調によってステップや重心のかけ方は変わるみたいなので、これは体で覚えるしかない…。ダンスについては体力も必要そうなので、今行っているウォーキングをしばらく継続して、慣れてきたらジョギングにかえるのもありかもしれない。
半年でなんとかなるのかな…?少し不安にはなるけど、これをこなさないと学びたいことが学べないので頑張るしかない…!
マナー本を大体読んだあとは、少しだけストレッチ。頭と体をリフレッシュしてしっかり朝食を食べよう!
さて、我が家に派遣される淑女教育担当ってどんな人なんだろう?王家が選んだってことはそれなりに有名な人なのかな?




