第十九話
遅れてすみません。
王城 フォンロック
「何!それは誠か!」
「は、国籍不明の艦隊がディアナ湾に侵入。艦隊は巨大竜母艦3隻、巨大な大砲を積んだ戦列艦多数。」
あまりにも突発的なことに王は思考を一瞬止めたがすぐに回復した。
「…………巨大とはどのような大きさか?」
「は、竜母艦は全長300m、巨大戦列艦は1隻が300m、その他多数が100m以上です。」
王は戦慄する。
そんな艦隊は列強諸国でも聞いたことがない。
「どこの国か解るか?」
その問いに海軍司令部のメルキスが力なく答える。
「残念ながらそこまでは……ただ、どの船にも白地に赤丸の旗がありました。」
「白地に赤丸……」
王は旗を思い浮かべたがそんなシンプルな旗は記憶になかった。
そこに別の近衛隊員が入室する。
「失礼します。セルク諸島付近に謎の艦隊がいます。どの艦も帆がなく、300mの艦もいるようです。数は約50隻‼」
一方その頃
貴族院
「ディアナ湾に謎の艦隊が迫っている。」
この報告に定例会議は緊急会議に様変わりした。
「もはや、一刻の猶予もありませぬ‼早くディアゴを出ましょう。」少々太り気味の貴族が切羽つまった表情で訴える。
「何をいっている市民の避難が優先だろう。」
年齢的に若い貴族が意見を言う。
「貴様こそ何をいっている‼市民?そんな矮小な物たちなど知ったことではない‼」
「貴様、貴族の責任を忘れ守るべき市民を見捨て自分はのうのうと生きるつもりか、貴族の風上にも置けぬ‼」とは別の貴族。
そこに別の報告がくる。
「セルク諸島に謎の艦隊が居座っています。巨大竜母艦8、その他戦列艦40隻以上‼」
「この事態どう切り抜けるおつもりか‼」
「全ての責任はヤノワール殿ですぞ‼」
貴族院は最早責任の擦り付けの場を呈していた。
一方、当のヤノワールは
(帝国艦隊は今の時期は出てこれないはず。となると未知の国…、相手がどのような目的で来たのか分かればやりようがあると言うもの…使者を送るか。)
戦艦信濃 CIC
「目標海域に到着しました。」
「よし、減速。微速前進。」
コンコン
「失礼します。岩倉さん。目標海域に到着したようですよ。」
「ん、…ああ、ご苦労。」
岩倉はヘッドホンを外す。
「何を聞かれていたのですか?」
「聞いて見るかね?」
岩倉は大久保にヘッドホンを手渡そうとするが艦内電話がかかる。
「……はい、わかりました。」大久保はすぐに出てうなずき顔が据わる。
「使者が来たか。」
「え、あ、はい。後30分で来るそうです。」
大久保はなぜばれたのかと不思議に思いつつ部屋を出る岩倉を追った。
誤字脱字はすみません。
短くてすみません。
読んでくれた方々に感謝申し上げます。




