↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すっぴん召喚のヤマナさん  作者: 座敷犬昼寝中
142/155

141. テイヤマ城防衛戦 威圧

※文中に残酷な表現が入っています、また地震に関する描写があります、ご注意ください。

「はぁぁああ! 『星河せいが』!!」

 シュバババ、シュバッ!


 ボッ、ボボッボン!!

<ボペ!><グギュブ!><バホッ!>

 イシュナ王女が城壁の上を駆け抜け、星河を振るう! 星河の効果で弾ける魔獣達!




「ふうん、あの女騎士、なかなかやるじゃん~、

 せえの、よっ、とォ~」

 城壁の外側でサワンが左腕を大きく振りかぶって、、

 城に向かって振り切る!!



 ドッグアアアアアアァァァァアン!!!


「うわぁぁ!」「ぐああっ!」

<ギャギャッ!><ブォオ!>

 いきなり城壁が弾け飛び、吹き飛ばされた兵士たちや獣の悲鳴と怒号が辺りに響く!!

 サワンの左腕による攻撃だ!!


「うわぁぁぁ、、、、」

 何人かの兵士たちが城の内側へと飛ばされ、落ちていく!


「きゃあっ!!」

 イシュナ王女が俺の方に吹き飛ばされてきた!


「うっく、、」

「大丈夫か! イシュナ!」

 イシュナ王女のもとにすぐに駆け寄り抱きおこす。大きな怪我などは無いようだ。

「だ、大丈夫です、、今のは? 何が?」

「先日話したサワンの攻撃です!」


 バギ、バギギギ!

 グバァァ、、

 城壁にかかっている、馬鹿でかいサワンの掌が、城壁の上部を握り潰しながら持ち上がって引いていく。


「また来るぞ!!」

 下を見下ろすと、サワンがまた振りかぶっていた。今度は俺とイシュナのいる反対側、ケビン達のいる方を狙っている!


 ガイイイイイイン!!

 凄まじい金属音が辺りに響き渡った!!


 ケビンが日本刀を真横にして両手で突き出し、その先の空中には黒い巨大な大袖の形の盾が現れ、サワンの左腕を受け止めている!!

「うぉお!! 『斉城せいじょう!』 守り切るぞ!!」


 巨大な腕を受け止め、無防備になったケビンを、魔獣たちが襲おうとする!

「「雑魚は任せるニャ!!」」

 レパーラが分身して、より早く、激しく城壁の上を舞い、登ってきた魔獣どもを炎で焼き、銀光を走らせて切り裂いていく!



「うひょー、やるなあ、黒い戦士さん、

 あいてててて、、

 初めてだよ手が痺れたの。

 んじゃまあ、、もぃっぱーーーつ!!!!」


 ガイイイイイイン!!

「ぐっ!!」

「うっひゃ~」


 ガイイイイイイン!!

「うぉぉぉぉおお!!」

「ひょえー、がんばるねぇ~」


 打つサワン!

 耐えるケビン!


 空中にある巨大な腕に、兵士たちが矢を打ち、魔法を放つが全くダメージが通らない!!


「……ちょっと行って来る。」

「え?」

 ??な顔のイシュナをその場に残し、ケビンの元へと進む。


 ガイイイイイイン!!

「ぬうっ!!」


「ケビン! そのまま耐えていろ!」

「先生!」

 風の力を使って城壁からケビンの大袖に飛び乗り、抜刀!!

 巨大な腕にフィオナを突き刺して切り裂きながらサワンの腕を駆け下りていく!!


「え?

 あ、あああああ!

 うわぁぁあああああああ!!」


 左腕を2つに切り裂かれながら、迫り来る俺に為すすべなく恐怖の声を上げるサワン。


 ズザン!


 俺が着地した時には、サワンは腕から肩、胴まで切り裂かれ、異形の左腕は黒い霧になって消え、頭から足までの人間の部分は、黒い灰になって崩れ落ちた。

 かつての女魔道士と同じだな、、魔族と何らかの契約をした者の末路か、、


 さて、、

 敵陣のど真ん中に降りてしまったわけだが、、

 こいつら相手に無双で暴れまわるか?

 雷で道を焼き開き、城へと戻るか?


 魔獣どもはサワンを斬った俺を恐れているのか、すぐには襲って来ず、10メートルほど離れたところを取り巻いて威嚇している。




 ドッ、、ズゥンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!


 うお!

 いきなり地響きが鳴り、大地が大きく揺れて幾筋も割れ、テイヤマ城の城壁も数カ所崩れた!!


 魔獣達が急に怯え出す!

 耳は伏せ、尻尾は垂れて地面を擦り、足を折って地面に伏せている!

 城壁を登っていた魔獣達まで慌てて駆け下りてきて地面に伏せ始めた!!

 ビスラ兵達も全員片膝をつき、地面に付かんばかりに頭を下げる!!



 来たな!!


 

 森の中から現れたそいつは、モアイのように角ばった顔、浅黒い肌、薄汚れたシャツに短パンを履いていた、

 そして、上半身が普通の人間サイズであるのに対し、異常に筋肉質で長い足は5m以上の長さがあった。

 こいつが『アシ』様とやらか、、、

 ビスラ軍と魔獣達は物音ひとつ立てないよう細心の注意を払って静かに伏せていた。

 先ほどまでの戦闘の喧騒が嘘のように静まり返るテイヤマ城前、、


 何だ! こいつのとんでもない威圧!!


『枯れた指』や『落ちた翼』が小者に見えるぐらいだぞ!!


「ほう、、この大陸にもこのレベルの戦士が現れていたか。『翼』の言う通り、我らの脅威となる前に、潰しておくべきかな。」


 良いのか、悪いのか、、こいつの意識は俺にしか向いていない様だ。


「さて、

 ニンゲンよ、、

 この『地を砕く脚』自ら出向いたのだ。少しは楽しませろ。」


 そう言って奴は俺に向けて一歩大きく踏み込んだ!!


 ズゴォォオン!!

 大地が揺れ、俺に向かって地割れが伸びてくる!!

 俺と奴の間にいたビスラ兵と魔獣達が悲鳴をあげながら地割れにのみこまれ、挟まれて潰される!!


 それをゴングとして、俺と『地を砕く脚』との戦闘が始まった!!


お読みいただき、ありがとうございます。

ブクマや評価、とても励みになります、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろしければこちらもどうぞ。 え? 職業ですか? ガテン系ですけど、、
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。