2章2B おかしなお菓子パーティー
で、私はいまどうなっているかというと、生天目に言われるがまま、されるがまま、席についた。
2話連続で、で、から始めるのは、なんかバカみたいだが、作者が実際にバカなのだから仕方ない。
「さささ、お菓子をどうぞ、ジュースもどうぞ」
生天目がやたらと勧めてくるので、私は怪しく思いながら机の上に乗ったお菓子のラインナップを見る。
よく見ると、お菓子といっても1本10円でお馴染みのおいしい棒状の駄菓子だ(味は様々だが)。
そして、ジュースと言っても炭酸水だ。
なんか、微妙だ。
まあでも、目の前の少女がそんなにお金持ちとも思えないし、こんなもんか、と思う。
(ん?じゃあ天井のシャンデリアはどうやって調達したんだ??)
「まあまあ、まずは1杯」
生天目はそう言って、私のグラスに炭酸水を注いだ。
私はグラスを受け取って、中の炭酸水をよく見たり、匂いを嗅いだりする。
ここでポイントなのは、匂いは直接鼻を近づけて嗅がずに、手であおいで嗅ぐことだ。
すると生天目が
「大丈夫大丈夫。ただの炭酸水だから。炭酸水素ナトリウムじゃないから」
???どういうことだ???
まあ、目の前で生天目がガブガブ飲んでるのを見る限り安全なのだろう。
私は炭酸水を一口飲むと、机にグラスを置いた。
「それで、本題に入りますけど、ムカデ軍って何です?なまてんめさん」
私が言うと、空気が張り詰めた気がした。
生天目が口を開く
「私の苗字の読み、『なまため』ね。そんなことより、まずは君の名前を教えてよ」
そうだった。そう言えば名乗ってなかったわ。あと苗字の読みが分かってよかったわ。メモしておこう。
「斎藤杏です」
私は名乗る。
「杏か、贅沢な名だね。今日から君の名はアプリコットちゃんだよ」
……余計長くて変になった気がする。
生天目が続ける。
「だから私のことも、みくちゃん♡って呼んでよ」
なんだこいつ。
〈続〉




