2章1E 侵入する者
「きゃぁああああああーーーーーー」
「だ、誰だ!?」
私はベットから飛び起き、部屋の入り口のほうへ飛びのいた。
ベットの上を見ると、私の上に乗っていたはずの誰かがいない。
なあんだ、気のせいか。
「本当、びっくりさせないでほしいね」
「心臓が止まりかけたよ。ハハハ……」
……ハハハ?
ここで私は考える。今この部屋には、私一人しかいない。誰かが私の上に乗っていたと思われたが、それは気のせいだった。
……では、私は今さっき、一体誰と話をしたのでしょう?
冷や汗が出できた。
冷や汗と冷や汁は文字が似ているが、冷や汗は飲みたく無いものだ。
ゆっくり後ろを振り返る。
すると、
そこには、
なんと、
昨日の、
少女が、
立ってた。
きゃあああああああああああ
〈BAD END〉
「勝手に終わらせないでよーっ」
少女は言う 少女は言う 言葉に意味を奏でn……
おっと、J◯S◯ACが来たようだ。
冗談はこの辺にして本編に戻ると、昨日の少女はどうやら、この物語をHAPPY ENDにするために、私にムカデ軍とやらを討伐する手伝いをしてほしいらしい。
「分かりました。分かりました。分かりましたから、どうか出ていっていただけないでしょうか」
自宅も特定されているし、よく考えたら100万円のドアも壊していたので、私は下手に出る。
すると少女は満面の笑みを浮かべて、
「言ったね。言ったね。では例の科学室で待ってるから。あ、私こういうものです」
と、早口で言って、小さな紙切れを置いて出ていった。
紙切れには、
『科学部長 生天目未来』と書いてあり、科学部長の前の部分が黒く塗りつぶしてあった。
生天目ってなんて読むんだ?
思ったより厄介ごとに巻き込まれていそうだなあと思う杏であった。
〈続〉




