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2章1D ムカデとムカデ
私は今、二択を迫られている。
①ドアの修理費として100万円を払う
②ムカデ軍?????
まず私はか弱い中学生の乙女なので、100万円なんて持っているはずがない。だから、②を選ばなければならないが、ムカデ軍とやらはよくわからん。
……いや、第3の選択肢があるではないか!
私は直ちにUターンすると、光の速さ(自称)で科学室から飛び出した。
少女が「待って、逃げないで」とか「一円玉の材料費は3円なんですよ」とか言っているが、気にしない。
光の速さ(自称)でなんとか少女から逃げ切り、家まで到着した。
どっと疲れが出た。
寝た。
翌朝になった。
……体が重い。
まあ、昨日あんなことがあったから仕方ないか。
ふと目を開けると、誰かが私の上に乗っている。
……?
…………?
「きゃぁああああーーーーー」
〈続〉




