2章1C 代償と大小
「さあ、来たよ!」
ドアを破壊し、科学室へ入る。
日中会った少女が、とことことやって来て、一枚のA4の紙を突き出した。
そこには、請求書と書いてある。
……?。請求書?請求されるようなこと何かしたか?
私が困った顔をしていると、少女が無言で私の背後を指さした。
そこには見るも無惨な姿になった元ドアがある。
血の気が引く。
「い、いや、ちょっと待って下さい!ドアが開かなかったので、仕方がなくやったことなんです。どうしようもなかったんです」
私は必死に弁解する。
すると少女は、今度は無言で右を指さした。
そこには、科学準備室がある。
科学準備室に開いているドアがある。
……そこから入れってことか。
改めて請求書に目を落とすと、「請求書 ドア代 ¥1,000,000ー」と書いてある。
ひゃ、100万円!?ドアにしては法外な値段だ!
「ひゃ、百万円はいくらなんでもおかしいですよ!払えません」
すると少女は口を開いた。
「それ、取り外しが出来る特注ドアですから」
……なぜ、そんなものがある。
「もしくは、こっちでもいいですよ」
少女は、別の紙を持ってきた。
そこには「ムカデ軍員大大大募集中!!!」とバカでかい文字で書いてあり、その下に住所やら電話番号やらFAX番号が書いてある。
今どきFAXを使ってるのかー
〈続〉




