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1章7A タイムリミット
で、僕らはもと来た国道を3時間かけて戻った。
それから数日、ミクは頭を抱え続け、僕と賢太郎は人生を模したボードゲームで遊んでいた。
「ほら、ミクもパーっと遊んで忘れようよ。また次の機会にムカデ軍を倒せばいいじゃないか」
「…………」
「アジトの場所が分かっただけでも大きな収穫じゃないか」
「…………」
「…………」
次の日になった。朝のHRで先生が
「皆さんに、重要な連絡があります」
と言った。
その言葉に、寝ていた僕も思わず目を覚ます。
「皆さんに、重要な連絡がありました」
先生がもう一度言う。時制が変っているような気がするが、気のせいだろう。
「皆さんに、重要な連絡がありましたが、忘れてしまったので、連絡出来ません」
その言葉に、僕を含めたクラスメイト全員がひっくり返る。
「ごめんねー。思い出したら言うから。思い出すことはないと思うけど」
その言葉に、僕を含めたクラスメイト全員がひっくり返る。
これで2回ひっくり返ったので、元に戻った。さすが先生だ。
その日の部活で、僕はミクに聞く。
「ねえ、なんか重要な連絡されなかった?」
「……ああ、明日学校休みだってことですか?」
「え?明日学校休みなの!?それ重要過ぎじゃん」
〈続〉




