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1章5C 葡萄
「それ、ぶどうジュースだろ」
ヘ?
上級幹部生の思いもよらない言葉に僕は凍る。(実際に凍ったわけではありません)
「なぜわかった?」
ミクが一歩引いて言った。
頬に一筋の汗が流れる。
「いや、匂いでわかるだろ」
「…………」
「ええい、こうなったら武力行使じゃ!言えー!」
ミクが上級幹部生に飛びかかる。
……開き直ったな。
「賢太郎!向こうの部屋から何か持ってきて!」
「はい、ミク様」
賢太郎が科学準備室に駆け込む。
10秒経った。
賢太郎が「Cf」と書かれた箱を持ってきた。
Cf? って何だ?
僕は脳内周期表をすごい速さで確認した。
1秒経った。
カリホルニウム爆弾だ!
賢太郎、やめろォー
しかし、すでに遅かった。
〈続〉
【あとがき】
えー、投稿ペース早すぎない?
明日は雪かもしれないわ。




