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Lost Neverland  作者: Я
間章
30/37

No. 27 新たな情報

トシの部屋…


「んで、そのジェネレーターとやらは何処にあるんだ?」


零はコップの中の氷を弄りながら尋ねる。


「うん、場所は旧名古屋工業地区のスラム街で…」


「オイオイ、旧名古屋工業地区って確かあるギャンググループの本拠地だって聞いた事があるんだが」


「うん、『クロキシ』っていうかなり大規模なギャングの集まりがあるよ」


「そんな所に俺が行けってか?」


「探してくれるのか?」


「いや、行く気は無いけど」


「そりゃないよ・・・」


「俺だって疲れてんだ、たまにはゆっくりさせてくれ」


「そこをなんとか。とりあえず、報酬は弾むからさ、頼むよー」


トシは捨てられた仔犬のような眼で零を見つめる。


「そんな眼で見てきても無駄だぞ、俺は犬より猫派なんだ」


「そ、そういう問題なんだ」


「それに、その情報の信憑性がイマイチなんだよね。誰が仕入れたんだ?」


「今回のはかなり信憑性は高いよ、なんせ『N』さんに頼んで調べてもらったから」


「Nって、ウチの基地の情報技術部総合管理長のNか?」


「うん」


「信憑性たっけーなオイ」


「どう?探す気になった?」


「いや、それとコレとは別だから」


「何でだよ!」


「そもそも俺が探さなけゃならない理由が無いし」


「だから報酬は出すって言ってるじゃん!」


「じゃあ理由があればいいのか?」


「まぁそれならやるかも・・・ん?誰?」


トシとは違う声に気づき、その声の聞こえた方を見ると首にヘッドホンを付けた青年が立っていた。


「よっ!」


「え、N!?いつの間に!?」


「丁度さっき入ってきたトコだよー」


「まさに噂をすればなんとやらだな…」


彼は

情報技術部総合管理長…N

又の名を…


電脳者-И


この基地内最高位のプログラマーでありハッカー。

基地の自己防衛システムを開発し、現在の基地防衛システムの雛型を一人で作り上げた男だ。

さらにその手腕にかかればスパコンクラスのセキュリティをもハッキングする事が出来る。

噂によると世界政府の極秘情報も知っているとか…

ちなみにこの基地に長年勤めており、俺達の先輩的存在でもある。


「なぁ零、俺からも頼むよ、なんせ今回のプロジェクトは俺も手掛けてるから」


「残念だが今の俺は行く気は全く無い」


「行く気が無いならその気にさせればいいのさ」


「どういう事だ?」


「今回のミッション、成功したらお前の知りたい情報を3つ、なんでも調べて来てやる。いつもだったら物やC(クレジット)と交換するんだが、今回はタダで調べてやる」


「なっ⁉マジでか!!」


「ほら、行く気は出たかい?」


「本当にどんな情報でも調べてくれるのか?」


「だから言っただろ、『どんな情報でも調べて来てやる』って」


「…わかった、行くよ」


「あ、あんなに嫌がってた零があっさりと…」


「うるさい、俺は知りたい事があるんだ」


「うーん、零一人だとキツそうだし、リクも連れてけ」


「え?トシは行かんのか?」


零の言葉にぎょっとしたトシは背を向けながら頬を掻きながら言った。


「ごめん、俺はさっき壊した主砲の再開発しなきゃいけないからここに残らなきゃいけないんだ」


「オイオイまじかよ…」


「ま、今回は俺が全面的にサポートしてやるよ」


Nは自身たっぷりに親指で自分を指す。


「うん、お願い…」


零はため息を尽きながらトシの部屋を後にした。

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