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愛されキャットはじめます in 異世界  作者:
 

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 最年少組のおチビちゃんたちをそれぞれの家まで届けてくるというミケちゃんと年長の女の子を見送り、わたしはテーブルの上にだらーんと伸びて残っているお子様たちを眺めながらうつらうつらする。

 ほら、わたしって猫だし。猫ってよく寝るものだし。食っちゃ寝生活が続くようだと太ってしまいそうだけど、仔猫のうちはそこまでカロリーに敏感にならなくても大丈夫だと思いたい。

 少し寝ては起きて、また寝て、を繰り返すこと数度。テーブルの上で直寝していたはずのわたしは、いつの間にかバスケットの中に移動していた。なにか身体の上に覆い被さっている存在がある。

 あのー、ちょっとー? 重いんですけどー?

 あと暑い。暑いというか体温が熱い。

 ずりずり移動して被さってきているなにかの下から抜け出す。わたしの安眠を妨げた嫌がらせの主は、空飛ぶ白い爬虫類の姿をしていた。

 リオニルじゃん。オーリ君ともども迷宮の中に入りっぱなしだったみたいだけど、よくやく戻ってきたらしい。ただいま爆睡中である。

 なにバスケットの中なんかで寝こけてるんだろう、こいつ。ちっさい仔猫のわたしが入るには余裕たっぷりサイズのバスケットだけど、ちっさい仔竜のこいつが入るにはちょいきつサイズだからね。自分の身体の大きさに合った寝床選びなよ。

 あとこの白ちま竜マジで熱い。猫のわたしより明らかに平熱高い。どこからどう見ても変温動物な見た目なのに全然冷たくないの詐欺ではないだろうか。爬虫類って、夏の昼間に日向ぼっこしている個体は別として、基本ひんやりしているものじゃないの? 解せぬ。白と青という色味的には風とか雪とか氷とかの涼しそうな属性っぽいのになー、リオニル。

 ところで、リオニルがここにいるってことは、オーリ君も迷宮から戻ってきてるんだよね? 時計が見当たらないのでいまが四時か五時かわからないけど、そろそろ夕方だし、帰宅時間かな。

 ……って、あたりを見回しても視界に入る範囲にはオーリ君いないし、声も聞こえない。リオニルだけ置いて本人はまだ迷宮の中にいたりする? このちま竜、オーリ君にべったり肩乗りドラゴンのイメージが強いけど、ずっと肩に乗せてたら筋肉が変な凝り方しそうだし、ちょっと別行動したくなるときもあるのかもしれない。

 わたしとリオニルが入っていたバスケットが置かれているのは、三時の鐘を聞いたときと変わらず、教室風スペースに置かれているテーブルの上だ。うつらうつらし始めた頃にはお子様たちが数人いたはずなんだけど、いまそばにいるのはミケちゃんだけになっている。おチビちゃんたちを自宅へ送っていってからまた戻ってきたのか、この子。

 それから、同じテーブルにジルドナート青年もいた。シャツの左側の袖を上まで捲り上げ、左腕の大部分は薬を塗った上から布を貼りつけて覆っている。

 せっかく顔面の傷がきれいに治ったのに、また怪我してるしー。


※書いている人間は絵文字、とりわけ黄色のフェイスマーク全般があまり好きではないため、リアクション機能の使用は控えていただけると助かります。

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