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イグニション前の速度より  作者: 紀
【夏の章】
49/82

湯けむり・スイッチバック Bパート

 低速であっても衝突時した場合、打ち所によっては重症となる積載量であるから、男子年長組はクォーサイドタウンの居住区画の入り口にてリアカーのスピードを落とし、皆を荷台から降ろした。年少組の幼子達を除けば自然に降りたともいえる。14名全員、地に足を着けて歩き始めた。


 休暇中であり村人の中には隣町などに出かけている者もいるが残っている者もいる。閑散としているのはいつもの事だが、まばらには人が残っており、幾人かの村人とは挨拶を交わして孤児院の皆は村の路地を進んで言った。


 途中で小ぶりの一見屋の庭でロッキングチェアが揺れているのにセイは気が付いた。木陰の椅子に腰掛てパイプを吹かしているのは機械工作師であるコバトだ。丸眼がねを掛けた優男の風貌であるが、防衛線上がりらしい広い肩幅を保持している。


 セイは声をかけようと軽く駈け寄って行き、コバトさーん、と呼びかける。

 ミフィもセイを追いかけ横並びで近づく。

 コバトは、ああ、といった具合で呼びかけに応じて立ち上がり、出迎えてやる。

「セイ君とミフィちゃんか。楽しそうだね」

「はい。リアカーの調整ありがとうございました」

 

 セイが愛想よく頭を下げ、ミフィも礼を口にして同じように頭を下げた。


「故障はなかったかい? セイ君」

「ええ。よく働いてくれました」

「そうかい。また何かあったら言っておくれ」


 コバトはこの村で農機具の調整や手動で使う井戸のポンプなどの修理を行なっている。金属加工などは都市部で行なわれたものを利用しているので配管や組み立てが主な仕事だ。今回の遠征で持ち出したリアカーは四輪で牛車にも使用できる規格だったのだが、大きすぎる故に普段は使われていない。念のためにとセイが調整を依頼して、コバトはシャーシやスポークなどの足回りの部品を全部代えていた。


 古い金属は再び流通経路に乗り高炉技術が発達した都市へ送り込まれ新品同様に生まれ変わる。


「おっちゃん、ありがとなー」

 路地からロックが叫んでリアカーの近くにいる孤児院の皆も似たように叫ぶ。


 村人のコバトも軽く手を上げて答えて、近くの二人を促した。

「ほら、置いていかれるよ。これから温泉に行くんだろ?」

 セイが終始受け答える。

「はい。そうですね」

「あと、二人ともおめでとう」

「何がですか?」

「聞いたよ。ペアリングできるんだってね」


 立ち去ろうとしていたが、セイの足はその場に釘付けとなった。表情は崩れていないが、少し声のボリュームを絞ってコバトに尋ねる。


「あのー、ちょっといいですか?」

「大丈夫。秘密だったて事はちゃんと知ってるよ」

「……。キユキさんが教えたんですか?」

「んー。そうだけど、そうじゃないな。手紙の宛先が少し不穏だったからね。キユキさんが先に相談してきたんだよ。村長とかに」

「ちょっと詳しく聞いていいですか?」

「ああ」


 セイはミフィを促した。

「ミフィ、皆を待たせるのも悪いから、ちょっと先に行っおいてくれ」

「うん」

 ミフィは察したような表情でその場を後にした。

 

「その手紙っていうのは」

とセイが切り出すとコバトは一通り説明した。

 

 コバトが言うには、クォーサイドタウンは村社会を形成しているという話だった。

 

 公国の手紙は基本的に守秘義務がある。しかしながら秘密を守るは常に個々別々のヒトである。ルールがあれば守られるというは能天気な話で、規律かエゴか、などという問題は、どこまでも公国民に付きまとう問題である。


 もちろん、クォーサイドタウンの手紙の集配担当はそれを守るだろうとも思える。しかしキユキが手紙で通信する相手は、国の政府機関も含まれている。国に送る手紙には、一つの重要なファクターが潜んでいる。密告の類だ。


 公国は全体主義に近い国家体制である。防衛線から帰ってくれば平等な労働力の提供が求められる。自発的により多く働くものを咎める者はいないが、働かない者に対しては刑罰が設けられている。


 クォーサイドタウンは田舎なので監視の目は緩い。農作物などは天候の記録から収穫量を試算して防衛線維持のために消費されている。牛なども畜産物として生きたまま連れて行かれる。ただし、搾取されている状態ではない。ありていに言えば軽微な租税であり、提供先は防衛線や工業都市などだ。


 職業選択の自由と仕事量における休暇の再分配は行なわれている。クォーサイドタウンで特別過酷な労働環境は孤児院の保護役以外には無い。公国民は皆平等に比較的悠々自適に生活を送っている。特に生態系が豊かなため森林や山々において鳥獣を狩猟すれば、食料事情にはほぼ困らない。技量が低ければ光術を使う事も出来る。


 だが、義務は義務。大人である公国民は皆、都会でも田舎でも同様の労働力を提供する義務がある。


 で、あるからして不穏なのだというのがコバトの主張だ。


 キユキが国の中央と書簡のやり取りを頻繁に行なうという事は、村社会ではどうしても目立ってしまう。集配人も繰り返される宛先は自然と覚えてしまう。目立つならば疑惑が生じるのも無理は無い。キユキがクォーサイドタウンを何らかの形で密告しようとしている、と。


 キユキは先んじて噂が広まらないために一部の人間に事情を明かしたのだ。手紙の内容を伝え、また、それとは別に、制度の話が孤児院の子供達の間に広まれば、今の孤児院の雰囲気が崩れてしまうかもしれないと、詳細を隠さずに話した。それはセイの意向をほぼ再現したものだった。


 クォーサイドタウンに来た村人達は余生を静かに過ごしたい者が大多数だ。その希望通りに日々の業務はこなしている。最低限であるが、誰からも文句を言われる筋合いは無い。


 もしかしたら、キユキの配慮が無ければ事はもっと大きくなっていたかもしれない。そして、キユキの手紙が自身らの穏やかな暮らしに害を為すものでないのなら、それを咎める理由も無いし、わざわざ噂を広げようとするような者もいない。


 彼らは時に無関心であるかもしれないが残酷でもなんでもない。ただの一般人だ。この村の孤児院からは一人だけで出兵しなければ成らない状態が続く事を、僅かばかり気の毒に思い、かといって特別な何かを成すわけではない普通の村人である。


 一通り説明してからコバトは最後に暖かく伝えた。


「だから、心配しなくても大丈夫だよ。僕達は秘密を守る。公国憲法も子供の尊守は謳ってある。それに背くとそれこそ刑罰級だ。だからこれは単純な祝福だよ」

「すみません。何か、はずかしいけど色々ありがとうございます」

「都会だと普通の事なんだけどね」

「その話もピンと来ないんですけどね」

「そうだねぇ。隣町には孤児院がないしねぇ」

「隣の隣ですからね。小説の中でしか知らない事です」

「薄いやつかい?」

「えっ?」

「有名だよ。セイ君が〝薄い恋愛小説〟を集めてるのは」

「なん、で……」

「まあ、噂は筒抜けになるっていい例だね」


 苦悶の表情を浮かべるセイを、コバトは軽く、ははは、と笑った。


「大丈夫。守るべき秘密は守るから」

「なんで俺の秘密は守られなかったんでしょう……」

「そこに機密性がなかったからじゃないかな?」

「はぁ」

 

 セイは以前に

――バレバレよ!――

とミフィに咎められたパツンパツンに張り詰めたリュックを思い出した。


「まあ、それだけ気の毒には思ってたんだよ。若くして仲のいい二人の姿は、どうしても僕達、大人の目には残るから」

「はい。ご心配おかけしました」

「うん。偉そうな事は言えないけど、一年、しっかり生き残るんだよ。初年度の死亡率は流石に無視できない」

「分かりました。気をつけます」

「ああ。もう行きなさい。みんなも待っているんだろ?」

「はい。失礼します」


 セイがリアカーの元へと戻ると、キユキとアキットが別の村人に感謝を伝えていた。


 その村人ユンゲルという名前で事前に路面状況を教えてくれた村人だ。釣が趣味でセイ達が出向いた海にも漁場の一つとしている。さっきの村人・コバトより身長も体重も一回りは大きい。この男ならあるいは素手でも熊に勝てるかもしれない。そう思える体躯の上に乗っかる顔には暑苦しいほどに蓄えた鬚ある。彼は樽作りの職人だ。足元には、カンナやノミといった道具と共に、組みかけのたるが完成形になるのを待っている。


 軽く世間話をしてキユキが最後に礼を述べた。立ち去ろうとすると、先ほどと同じように孤児院の皆が礼を叫ぶ。

 

 もうその場を去さろうかという前にアキットが恐る恐る口を開いた。


「ユンゲルさんは海ガメに会った事ある?」

「海ガメ?」

「うん。海ガメ。海から来る大っきいカメ」

「あ、ああぁ、あるな。(夜にしょんべんしにいこうとしたときだ)。あのやたらとデカいカメだろ?」


 最低限のモラルを持ってユンゲルは途中を端折って伝えた。

 コクリと頷いたアキットに続きを尋ねる。


「あるけど、どうした?」

「あの、触ったりした?」

「いやあ。触ってはねーなー。朝飯にでもしようかと思ったんだが……」


 アキットはその瞬間ビクッとして絶句して行き詰った。


 そんな二人を他所に、庭先から声が聞こえてきたためか、家の裏手からユンゲルの嫁が姿を現した。ユンゲルの嫁とキユキは軽く会釈をして、いらっしゃい、だとか、どうもー、などと声を掛け合っている。


 ユンゲルは自分の嫁を見て、何かを思い出したようにアキットを見下ろして続きを話し始めた。

「そうそう。でも嫁のやつが気味悪がってな。俺もよくよく考えたら食中しょくあたりで死にかねーなと思ってな。アキットちゃん知ってるか? 海には食ったら死ぬような生き物も多いんだ」

「あっ、うん。そうだね。……」


 上を向いて話を聞いていたアキットだが、段々と下を向いてしまし、最後にはしんねりと蚊の鳴くような声で答えた。


 あまりに小さな声で答えるものだから、ユンゲルは少し焦った様子でとなりのキユキに尋ねた。

「どうしたんだ? 俺、何か悪い事言ったか?」

 キユキはどこか申し訳無さそうにユンゲルに伝えた。

「ユンゲルさん。アキットちゃんの術印は、その……、海ガメなんですよね」

「ああ、そうかい。そういう事か」

 キユキに対しては快活に納得した。アキットの様子を見てユンゲルは表情に微笑みを交えて、幼き者に向ける幼稚臭い優しさ吹き込んだ声で伝えた。


「大丈夫だ。アキットちゃん。俺は海ガメをとって食ったりしねぇよ」

「でも、私も、牛さんとかお魚さんは食べてるから……」


 アキットはユンゲルに自分が伝えようとしていた事をはっきりと覚えていた。アキットは海ガメに出会ったら、そっととしておいて欲しいと、確かに伝えようとしていた。そして、自分を鑑みたときにそれが如何に横柄であるかを悟った。例え、親愛の情を寄せるもであっても、命の糧として食物になるならば、それは仕方の無い事だと感じた。

 アキットはスカートの生地を握り締めて、そう答えるのが、やはり一番正しいような気がした。


 ユンゲルは、ふぅぅむ、と深く一考してた。幼い少女から出てきた事が言葉がどこか看過できなかったのかもしれない。先ほどの優しい声が引っ込み、大人らしく、普段通りに喋り始めた。


「そうだな。……。アキットちゃん。確かに俺みてぇな奴は、どうしようもなく腹がへったら海ガメでも食べちまうかもしれねぇ。だけど、今の俺はどうしようもなく腹はへってねぇし、公国でそういう事はまずおこらねぇ」

「うん」

「今は、それでいいって事にしねぇか?。俺達は他の生き物の命を削らないと生きていけねぇ。だけど、魚にしろ牛にしろ、捌かれるときのあつらがそんなに割り切っているとも俺は思えねえし、俺はそうも思いたくもねえんだ」

「うん」

「だから、何だ。いいんじゃねぇか。そういうのが一つ二つあったって。自分にとって上等なものがあるってのは、多分、そんなに悪い事じゃねーと思うぞ」


 アキットは下を向いていたがキチンと聞いていたのか、分からない事ははっきりと尋ねた。


「うん。上等ってなに?」

「ああ、なんだ、ええっと。キユキさん、これ以上は無理だ。何かうまい事いってやってくれねえか?」


 厳しい風貌に似合わず、まいった顔をしてユンゲルは答えた。


「アキットちゃん。ユンゲルさんがおっしゃった事はちゃんと覚えておいてね。これから私が話す事とは少し違うかもしれないから」

「うん」


 キユキは二人の様子を微笑ましく見てから、アキットと視線を合わせた。


「本当はみんな何も傷つけたくは無いんじゃないかって思ってるの。でも、それを口にするのがおこがましいくらいの位置にいるのがこの星に生きているヒトだと思ってる。もちろん、私を含めてね。だからここでは多くを語る事ができないの。多分、もっと色んな事が変って、ヒトのあり方も変って、そんな未来になるまで私達は私達にとって大切な幾つかのものを持つという事は、大切にできない幾つかのものが生まれてしまうという事なの。でもね。それでもいいんじゃないのかってユンゲルさんは言ってくれたの。少しくらい、自分が好きなものを、ずるして贔屓ひいきしてもいいんじゃないのかって。私達だって、この星に生まれたわけだから」

「うん」

「でも、これはユンゲルさんの考え方だから、アキットちゃんはアキットちゃんで、いつかきちんと考えないといけない事かもしれないわね」

「うん。分かった」


 キユキはアキットの瞳の奥を除きこんだ。キユキはそこから博愛の精神をもつ者だけが奥に隠している悲しみが反射されているのを少し感じた。

『この瞳の色は……。そっか……。光矢のときのセイ君の瞳に似てるのね。でも、実はミフィちゃんなのかしら?』

 キユキはアキットのキャラメルブラウンの髪を二度ほど撫でてやった。


 ほー、とでもいうような顔付きで聞いていたマグナレーテはキユキを誉めそやした。

「いや~、びっくしりたよ~。あの織姫がこんな優しい顔をするんだねぇ~」

「そんな事は……って!。なんで知ってるんですか?」


 織姫、という言葉に面食らったのはキユキの方だった。織姫は防衛線で授かったキユキの二つ名である。キユキは立ち上がって、マグナレーテと向き合った。


「ははは。やっぱり私の事は覚えていないか」

「……すみませぇん。どこかでお会いしましたかぁ?」

「防衛線でちょっとね」

「ご一緒した中継基地の番号を伺ってもいいですかぁ……」

「基地番まで覚えちゃ居ないけどね。でも私は織姫と守人もりびとが生まれたときの戦いに参加してたわよ。二人に助けられた事は私の自慢話よ?」

「あれは824中継基地だったから……。ユンゲルさんとマクダレーネさん……。あっ、分かった。思い出しました。ジーアとユミルの作戦群にいらした方ですよね?」

「ええ。そうよ。私達みたいな下っ端までは目が届かないのかなって思ったけど。流石、ライティングだと記憶力も凄いのね」

「良かったですー。ご存命だったんですねー。あのときは旦那様にはお鬚がなかったですよね?」

「おぉ」


 改めて感心したマグナレーテ。その通りだ、とユンゲルは微笑んだ。


「声をかけて下さったら直ぐに思い出しましたのに」

「旦那が来てなかったからさ。何て言えばいいか分からなかったの。私達みたいな下っ端が生き残ってたりもするわけだしさ」

「そんなお気づかいなさらないで下さい」

「そうみたいね」


 マグナレーテはそう言うと、アキットと孤児院の子供達の方を見た。

 マグナレーテの視線に釣られて、キユキも振り返る。


「アキットもキユキ姉なげーよ。行くぞー」

とロックが叫んでいる。

 年少組の幼子も

「「「「「はやくー」」」」」

などとぶーぶー言い始めている。しかし、一人もその場から離れてはいない。


「はやく行ったげな」

「はい」

 キユキとアキットはお辞儀をした。

 キユキが嬉しそうにマグナレーテに告げる。

「あの、素敵な旦那様ですね」


 マグナレーテは少し驚いてから、照れくさそうに笑い、ユンゲルをつついた。

「はは。だって。良かったね?」

「う、うるせぇなぁ」

 ユンゲルのほうは少し顔を赤らめている。


「それでは、お邪魔しました」

「うん。またね」

「はい。またお願いします」

 キユキ達とマグナレーテ達は今度こそ分かれて行った。


 アキットがキユキの前を数歩走ってルネやロックやギーの元に戻り、何事もなかったかのように笑顔を振りまく。その側には幼子達もいる。


『小さくてもお姉ちゃん……なのね』

 キユキはそう思い視界を広げると、何の気なしに話はしていても、視線をアキットに送って様子を見ている兄と姉がいる。

『そうね……。ここから先は私も少し様子をみようかしら』

 キユキは、セイ達を見習い事の進展と共にアキットを見守ることにした。


 孤児院の皆はスイカを提供してくれた村人とは遭遇しなかった。ミフィが休暇が明ける頃にはクォーサイドタウンに戻っているだろうと皆に伝えて、セイ達は礼は後日改めて言いに行く事にした。


 そして、孤児院の皆は村の温泉の前に辿り着く。


 時刻は4時。


 まだまだ空は明るく、今から入れば、寝る前にはまた汗ばみそうである時間帯だ。そのせいもあってか、先客は0人だ。

 

 温泉の玄関をくぐると土間が広がり下駄箱もある。靴を脱いで木製の框かまちを登る幼子達は、まるでひな壇で動き出した人形のように可愛らしい。帰り着いた村での見慣れた幼子達の姿は、キユキの心を優しく撫でる。

『どこにいくのかしら?』

と思わずにはいられない。

 素足になった幼子達は待合室で付かず離れずキユキを見上げて待つ。期待を裏切るその姿もまた、キユキは愛おしいと思っていた。靴を脱いで側に寄って、幼子達の動ける範囲を少しづつ広げてやる。


 女子と男子の年長組も靴を脱いで待合室に進んでいく。12畳程度の広さだ。背もたれの無い木製のベンチもある。ただ、待合室と称されているが、用途はどちらかというと男湯と女湯に別れるための通路だ。そして、この部屋の片隅には、木目が映える一枚板に男気溢れる文字が刻まれている直立型の看板が佇んでいる。


――こちら、ただいま家族湯――        


 裏面には製作者のフルネームが記されている。


―― ルネ ☆ トルメキ ――


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