覚書/氷河期と温暖化のメカニズム
大陸プレートの移動速度は年間数㎝から10㎝だとされる。
すると1億年で、2㎝ならば2千㎞、10㎝ならば1万㎞動くことになる。――ユーラシア大陸の東西幅が9千㎞ある――大きな変化だ。
5億4千万年前の世界を古生代という。その末期、2億5千万年前の古生代ペルム紀に、現在の6大陸が衝突して超大陸パンゲアが出来上がる。これにより海は死の海となり大陸は砂漠化し、それ以前にいた95%の生物の大量絶滅をもたらすことになった。――これ以降の世界が恐竜の時代・中生代である。
中生代は隕石衝突により終わり、その後の世界は新生代になる。新生代は、地質時代で最も新しい時代で、6千6百万年前から現在に至る期間だ。大造山運動や火山活動、氷河期などを経て現在の陸地形態が形成された。被子植物や哺乳動物が特に繁栄し、洪積世は初めて人類が出現した。
また新生代は、第三紀と第四紀に分かれ、それぞれ古第三紀と新第三紀、洪積世と沖積世に細分される。
このうち古第三紀(6千6百万年前から2千3百3万年前)は、暁新世・始新世・漸新世の3つに時代区分される。
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氷河期周期メカニズムは、大陸プレート移動による海流変化で氷河期が発生し、火山活動によるメタンハイドレートで温暖化するという。
氷河期をもたらす大陸移動は、10万年ならば20㎞‐100㎞だ。――この程度でも地球の海流が変化して寒冷化をもたらす。
新生代の氷河期は4‐10万年周だ。地球は氷河期と間氷期(温暖期)を繰り返し、最終氷期は7万から1万年前だったという。――異論:最終氷期の終わりは2万年前とも1万5千年前とも聞いたことがある。
10万年前の人類は、我々サピエンス、ネアンデルタール、デニソワ、フローレンスの4種以上が生息していたが、最終氷期後の現在においてはサピエンスのみが生息しているのみである。
ともあれ先の氷河期が1万年前に終わったので、少なくとも、あと3万年は氷河期にはならないことになる。すると残念ながら、さらに温暖化が進むことになる。
新生代における平均気温は、暁新世(6千6百万年前から5千6百万年前)初期で12.1‐16.1℃
、始新世(5千6百‐3千3百90万年前)初期で21.1度とマックスに達する。それから気温は数度の上昇下降を繰り返した。第四期洪積世=更新世(250万‐1万年前)のうちの最終氷期(7‐1万年前)は9.5度だった。沖積世である現在は15.6度で、まあまあのお天気だ。
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今年2023年夏の暑さは12万年ぶりだと報じられている。12万年前と言えば、第四期洪積世で繰り返された氷河期と間氷期(温暖期)の狭間である。つまり人類は9.5‐15.6℃の間で生きて来たことになる。
これをもって人類を含めた生物の大量絶滅を危惧する人も多い。とはいえ21.1℃だった始新世初期は、巨大な恐竜がいた白亜紀の22℃に近い、始新世において最も生物が多様化し繁栄した時代であるのだ。
例えばクジラもそうだ。最古の化石は、5千3百万年前のもので、インド北部のヒマラヤと今日のパキスタンに当たる地域で発見されたインドハイアスが挙げられる。鼠に似ているが、その化石から、カワウソやビーバーのように陸のを歩行しつつ、水辺での生活から徐々に水の深いところへ移っていったことを伺わせている。
巨大恐竜がいたのは1億年前の中生代白亜紀だ。大量絶滅を経て5千3百年前の新生代始新世に鼠が海に潜って鯨になる。平均気温15.6℃が、21‐22℃に上昇する温暖化の危険性というのは、実を言うと人類が巨人になることではなかろうか!
他方で、温室化をもたらす炭素排出において、西側よりも中国のほうが排出量が多い。ところが環境活動家は西側で騒々しく、中国やイスラム圏で静かである。誰が得をするのかとう点で、西側自由主義圏の経済力を削ぐ、中国共産党の意を受けているという陰謀論があったが、果たして真相はどうなのだろう。
ノート20231004
引用参考
wiki等




