45/100
読書/織田作之助著 『可能性の文学』
一斉を風靡した大阪の棋士・坂田三吉追悼エッセイ。坂田の将棋以外は無能力者であるという逸話、定石を無視した型破りな将棋を紹介。しばらくの活動休止を経て、68歳で、東京の名人二人と対局する。坂田は、そこではた目には悪手と思われるような実験的な打ち方をして惨敗。やがて死んだ。しかしながら、著者は、片紙破りな悪手こそ大阪の神髄であると絶賛する。そしてこの人こそ、代表作『天衣無縫』主人公のモデルだということをほのめかしている感じがする。
ノート20220113




