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読書/織田作之助著 『夜光虫』『雨』
『夜光虫』
戦後直後の大阪。インテリ復員兵が裸で走ってきた少女に抱きつかれたことで二日間のサスペンスが始まる。そこにスリ集団が関わって、謎が謎を呼び、そして大団円! 初夏の夜の夢! 中編
ノート20211213
『雨』
十代で教員の妻となったお君と、一人息子・豹一のサクセス。お君の亭主はすぐに亡くなり、豹一が物心つくころ、実業家の安二郎と再婚。美麗で頭脳は明晰だが、周囲に打ち解けない豹一。素行の問題で高校を退学になるも、元来の優秀さから旧制三高に合格。しかし家に落ち着かない義父を尻目に、学費を工面する母親に気遣って学校を辞めて家出。カフカの『アメリカ』のように、それこそ蒸気船の火夫までやるが、過労死する前に逃げ出し、実家に逃げ込もうとする。だが、そこで母親が急によそよそしい態度をして突き放す。豹一が驚いていると、義父・安二郎が迎えに来て、母親が、クビにした雇人と浮気をしていた事実を告げ、監視役にしようとする。
豹一は実家でサラリーマンとなり、出入りのカフェ給仕といい仲となり、結婚。子宝に恵まれ、一家は大団円で終わる。
ノート20220106




