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読書/太宰治『女生徒』
短編。読み始めから『斜陽』と印象が重なった。中編の『斜陽』は大地主である著者の実家・津島家が農地解放ですべてを失った戦後直後に着想を得て、愛人の一人で作家の太田静子が綴った日記をもとに描かれている。対して『女生徒』は、1939年、太宰ファンの女学生・有明淑さんから贈られた3か月余りの日記を1日の出来事に圧縮して書いた短編。少女の心の機微が克明に描かれ、仲が悪い川端康成からも賞賛された。戦前が舞台。生物学者である父が他界、姉が嫁ぎ、二女であるヒロインは母と二人暮らし。第一視点描写。
ノート20211119




